目次
骨が少ない奥歯にショートインプラントを検討したケース

臨床例
初診時の状態

左下の奥歯に痛みがあり、ご来院されました。検査の結果、歯周病の進行により歯を支える骨が大きく減少しており、保存が難しい状態でした。レントゲンおよび口腔内の状態からも、歯の周囲の骨が弱くなっていることが確認され、抜歯が必要と判断しました。
抜歯後の経過(1年後)

抜歯後1年の経過では、歯ぐきと顎の骨が大きく減少している状態が確認されました。歯を失った部分では、時間の経過とともに骨が吸収されていく傾向があります。この症例でも、抜歯前と比較して骨の高さ・幅ともに減少していることがわかります。
抜歯後の経過(2年後)

さらに2年後には、骨の吸収が進行し、顎の骨がより細くなっている状態となっていました。このように、奥歯を失った状態を放置すると、時間の経過とともにインプラントに必要な骨の量が不足してしまうことがあります。結果として、通常のインプラント治療が難しくなるケースも少なくありません。
治療計画(ショートインプラント)

患者様のご希望もあり、この状態からインプラント治療を行うこととなりました。
しかし、骨の高さや幅が大きく減少しているため、通常の長さのインプラントでは対応が難しい状況でした。そのため当院では、ショートインプラントを用いた治療を計画しました。
具体的には、ストローマン社の直径5.5mm・長さ6mmのショートインプラントを使用し、限られた骨の中で安全に埋入できるよう設計しています。
この症例のポイント
- 抜歯後の長期放置により骨吸収が進行したケース
- 通常のインプラントが難しい状態
- ショートインプラントによる対応を計画
このように、骨が少ない状態でもインプラントの種類や治療計画によって対応できる場合があります。
同じようなお悩みの方へ
「骨が少ないのでインプラントはできないと言われた」
「奥歯を抜いてから時間が経っている」
このようなお悩みをお持ちの方でも、治療の選択肢が残っている可能性があります。
当院ではCTによる精密診断を行い、患者様の状態に合わせた治療方法をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
治療詳細
| 年代・性別 | 70代女性 |
| 主訴 | 左下で噛むと痛い |
| 治療内容 | ショートインプラント |
| リスク・副作用 | 腫れや痛み、感染、歯肉の形態変化、審美性の差、骨との結合不良などが起こる可能性があります。 |
監修者情報

院長 渡邉 威文
- 九州大学歯学部 卒業
- 九州大学総合診療科にて研修
- 福岡赤十字病院にて研修
- 山口県萩市にて勤務
- 福岡県糸島市にて勤務
- 医療法人渡辺歯科医院 継承







