目次
抜歯後の骨を守り、奥歯にインプラント治療を行ったケース

臨床例
ご来院時の状態
奥歯に強い痛みがあり、検査の結果、歯の内部で感染が進行している状態でした。保存が難しいと判断し、抜歯が必要な状態でした。奥歯は噛み合わせの中心となる重要な歯であるため、抜歯後の治療についても同時に検討する必要があります。
特にそのまま放置してしまうと、骨が痩せてしまい、将来インプラント治療が難しくなる可能性があります。
治療計画
抜歯後の骨吸収を最小限に抑え、将来的にインプラント治療を行いやすくするために、以下の治療計画としました。
- できるだけ骨を傷つけない低侵襲な抜歯
- 抜歯と同時にソケットプリザベーション(ARP)を実施
- 骨の治癒を待ってからインプラント埋入
- CTによる精密診断とシミュレーションを実施
抜歯時の状態

感染した歯を慎重に抜歯しました。抜歯の際には、周囲の骨をできるだけ傷つけないように配慮することが重要です。当院では歯を分割して取り出すなどの方法を用い、骨へのダメージを最小限に抑える処置を行っています。
ソケットプリザベーション(ARP)

抜歯と同時に、骨吸収を抑えるための処置を行いました。
抜歯した部分に骨補填材を入れることで、骨の形が崩れるのを防ぎ、将来インプラントを行うための土台を維持することを目的としています。
抜歯後16週
抜歯から約16週間後の状態です。
歯ぐきはきれいに治癒し、骨の回復も確認できました。抜歯時に骨を守る処置を行ったことで、インプラントに適した骨の状態を維持できています。
CTによるシミュレーション

CTを用いて、インプラントの位置・角度・深さを事前に計画します。
インプラントは正確な位置に埋入することが重要であり、神経や血管を避けながら安全に治療を行うために、三次元的な診断が欠かせません。
インプラント治療後

インプラントを埋入し、最終的な被せ物を装着しました。
奥歯でもしっかりと噛める状態が回復し、周囲の歯への負担を抑えながら、噛み合わせ全体の安定につながる治療結果となりました。
この症例のポイント
- 抜歯の段階からインプラントを見据えた治療
- ソケットプリザベーションによる骨の維持
- CTによる精密診断と安全性の高い治療計画
このように、抜歯の方法や初期対応によって、その後のインプラント治療の難易度は大きく変わります。
同じようなお悩みの方へ
「抜歯が必要と言われたが、その後どうしたらいいかわからない」
「インプラントができるか不安」
そのようなお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
当院では、抜歯前の段階から将来のインプラント治療を見据えたご相談にも対応しています。
まずは現在のお口の状態を確認し、患者様に合った治療方法をご提案いたします。
治療詳細
| 年代・性別 | 60代女性 |
| 主訴 | 奥歯が痛く、噛めない |
| 治療内容 | 奥歯のインプラント治療 |
| 費用 | 49.5万円~ |
| 期間 | 6ヶ月 |
| リスク・副作用 | 腫れや痛み、感染、歯肉の形態変化、審美性の差、骨との結合不良などが起こる可能性があります。 |
監修者情報

院長 渡邉 威文
- 九州大学歯学部 卒業
- 九州大学総合診療科にて研修
- 福岡赤十字病院にて研修
- 山口県萩市にて勤務
- 福岡県糸島市にて勤務
- 医療法人渡辺歯科医院 継承







