「インプラントをしたいけれど、年齢や骨の状態が気になる…」
「相談してみたいけれど、歯科医院で怒られた経験があって不安…」
そんなお気持ちを抱えながらも、なんとか一歩を踏み出した患者さんがいらっしゃいました。
今回ご紹介するのは、73歳の男性のケースです。

初診問診(会話形式)
診療室に入ってこられた患者さんは、少し緊張した表情をされていました。
実は、インプラントをずっと考えているんです。
でも、今通っている歯科で相談すると、なぜか怒られてしまって….。
どうしていいかわからなくて。
そうでしたか。それはとても嫌な思いをされましたね。
当院ではまず“相談すること自体は正しいこと”だと考えていますので、安心してお話ください。
ありがとうございます。今は噛み合わせも当たって浮いている感じがして、食事もおいしく噛めなくなっています。
正直、このままではつらいです。
お食事が楽しめないのは大きなストレスですよね。
しっかりと検査をして、改善できる方法を一緒に考えていきましょう。
患者さんの顔に、少し安堵の表情が浮かびました。
検査・診断

まず、インプラント治療には“骨の状態”の確認が不可欠です。
CTを撮影すると、骨の厚みや高さ、神経との位置関係が分かります。
骨が足りない場合には“骨造成”という処置で補うこともあります。
やはり骨の検査が必要なんですね。
はい。そして今回の症状は、以前の被せ物が骨格や歯並びに合っていなかったことが大きな原因だと考えられます。
その結果、噛む力が偏って“咬合性外傷”という炎症が起きている状態です。
※咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)とは、歯や歯周組織に対して過度な咬合力(かみ合わせの力)が加わることで起こる病的変化のことを指します。歯そのものに病変があるわけではなく、力の加わり方が異常であることが原因です。
インプラントを長持ちさせるには、悪い噛み合わせを修正することが欠かせません。
選択肢整理
治療の流れを整理すると、次のようになります。
①必要な歯の治療や調整
②骨の状態を整える処置(必要に応じて骨造成など)
③インプラントの埋入手術
④かぶせ物(上部構造)の装着
⑤定期的なメンテナンス」
なるほど…。思っていたより長い道のりですね。
そうですね。
ただ、インプラントは“すぐに入れるもの”ではなく、“一生ものの治療”です。
期間は数か月から1年以上かかる場合もありますが、しっかり準備をすれば長持ちします。
費用についても、範囲や本数によって変わりますので、後日具体的にご説明いたします。
正直、費用や時間は気になります。
でも、“噛めるようになりたい”気持ちは大きいです。
そのお気持ちが何より大切です。
『やりたいけど、無理かもしれない』と悩んでいる方は多いですが、検査をしてみないと本当にできるかどうかは分かりません。
一緒に現実的なプランを考えていきましょう。
不安から納得へ
患者さんは前医で「難しいからやめた方がいい」と曖昧な返答をされ、不信感を抱いていました。
正直、年配の先生って難しい症例は逃げるのかな…と思ってしまって。
『勉強熱心な先生にお願いしたい』と思って、こちらに来たんです。
そのお気持ち、とても理解できます。
確かに難しいケースでは経験や技術が問われますが、大事なのは“逃げる”ことではなく、丁寧に検査と計画をすることです。
当院では患者さんが納得できるまで説明し、無理に進めることはありません。
その言葉に、患者さんは大きくうなずかれました。
まとめ
インプラント治療は「骨がないから無理」「年齢が高いから難しい」と簡単に片づけられるものではありません。むしろ、検査をして現状を把握することで、選べる選択肢が広がることが多いのです。
「右上で噛めない」「骨がないからインプラントは不安」「骨造成って大変なの?」と悩まれている方も、まずは一度相談してみてください。大切なのは、信頼できる医院で、焦らず一緒に治療計画を立てることです。
長崎県長与町の渡辺歯科医院では、無料/有料相談(60分)を行っています。
お電話/WEB予約からどうぞ。
本記事は一般的な情報であり、効果・期間・費用は個人差があります。実際の治療は診断に基づきご提案します。詳細はカウンセリングでご相談ください。
監修者情報

院長 渡邉 威文
- 九州大学歯学部 卒業
- 九州大学総合診療科にて研修
- 福岡赤十字病院にて研修
- 山口県萩市にて勤務
- 福岡県糸島市にて勤務
- 医療法人渡辺歯科医院 継承







