患者様ストーリー

【プロローグ:患者さんとの出会い】

今回ご紹介するのは、60代の男性患者様です。
 来院のきっかけは、友人のインプラント体験談でした。

その友人は以前、硬い食べ物が噛めずに困っていましたが、当院でのインプラント治療を経て「何でも食べられるようになった」と笑顔で話してくれたとのこと。
患者様はその変化に感銘を受け、「自分も同じように健康的な食生活を取り戻したい」と強く感じたそうです。

初めてお会いした印象は、落ち着いた雰囲気で話しやすく、診療室でも自然と会話が弾む方。治療に対しては慎重ながらも、しっかりと理解したうえで決断したいという真面目な姿勢が伝わってきました。

【抱えていた悩み:右上奥歯の違和感と噛めない生活】

初診時の主訴は「右上の奥歯、6番と7番あたりに違和感がある」というものでした。
数か月前から噛むと鈍い痛みがあり、ときにはズキンと響くような感覚があったとのことです。

この違和感のために、右で噛むことを避けるようになり、自然と左側ばかりを使う生活が続いていました。硬い食材を避けることが増え、食事の幅が狭まっていったといいます。

また、片側だけで噛む癖は顎や肩の負担となり、慢性的な肩こりも感じるようになっていました。
患者様は「このままだと友人のように元気に食べられない」と不安を抱えておられました。

【検査と診断:根のヒビと骨の吸収】

口腔内診査とレントゲン、さらにCT撮影を行ったところ、右上6番・7番の根の先に病巣があり、加えて歯根にはヒビが入っていることが判明しました。この状態では歯を保存することは難しく、抜歯が必要です。

さらに、抜歯予定の部位では骨の吸収が進んでおり、インプラントを直接埋め込むには高さも厚みも不足していました。
上顎奥歯は「上顎洞」という空洞と隣接しているため、このような骨不足は珍しくありませんが、治療方針をしっかり立てなければ成功は望めません。

【治療方針とプロセス:骨造成とインプラントの二段階計画】

診断をもとに、以下の治療計画をご提案しました。

  1. 抜歯後の骨造成(ソーセージテクニック)
      不足している骨の部分に人工骨を充填し、専用の膜で覆って安定させます。およそ8か月かけて自分の骨として再生させます。

  2. インプラント埋入と補綴
      骨が十分に再生した段階でインプラント本体を埋め込み、数か月後に被せ物を装着します。

患者様は「友人も同じような治療をして元気になった」と話し、「時間がかかっても良いので、確実な方法でお願いしたい」と前向きに決断されました。

【手術当日:落ち着いた雰囲気の中で】

骨造成の手術当日、患者様は「先生の説明で不安はなくなりました」と穏やかな表情で診療室に入りました。局所麻酔の後、減った骨の部分に人工骨を詰め、膜で覆って固定するソーセージテクニックを実施。

この処置は精密さが求められるため、歯科医師とスタッフの息の合った連携が欠かせません。
手術は計画通り進み、腫れはあるものの強い痛みもなく終了しました。

【骨が育つまでの8か月:焦らず待つ時間】

術後は骨がしっかり生着するまでの8か月間を過ごします。
この間は仮歯を使いながら噛み合わせを整え、口腔内の衛生管理にも力を入れました。

患者様は定期的に経過観察に通い、そのたびに「骨は順調です」との説明を受け、安心されていました。「焦らずじっくりと」という方針を守り、次のステップに備えました。

【インプラント埋入:確かな手ごたえ】

8か月後のCT検査で、骨の高さと厚みが十分に確保されていることを確認。インプラント埋入手術もスムーズに進みました。

治癒期間中も大きなトラブルはなく、数か月後には上部構造(被せ物)を装着する準備が整いました。

【噛める喜びが戻った日】

被せ物を装着した日、患者様は右で噛んでみて「これだ、この感覚だ」と笑顔を見せました。
その後はステーキやナッツなど、以前は避けていた食材も楽しめるようになり、「食事の時間が楽しみになった」と話されています。

家族からも「表情が明るくなった」と言われ、生活全体の質が向上したと実感されています。

【まとめ:友人の体験が生んだ健康の連鎖】

今回の症例は、友人の体験が来院のきっかけとなりました。 骨がないと言われても、正しい方法を選べばインプラントは可能です。

一歩踏み出すことで、未来の食事や健康が大きく変わります。同じような悩みを抱える方の参考になれば幸いです。

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本記事は一般的な情報であり、効果・期間・費用は個人差があります。実際の治療は診断に基づきご提案します。詳細はカウンセリングでご相談ください。

監修者情報

院長 渡邉 威文

  • 九州大学歯学部 卒業
  • 九州大学総合診療科にて研修
  • 福岡赤十字病院にて研修
  • 山口県萩市にて勤務
  • 福岡県糸島市にて勤務
  • 医療法人渡辺歯科医院 継承
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