治療までの経緯
患者様は左上の歯が動くという主訴で来院しました。
元々当院でメインテナンスと受けていた患者様で、歯周病がだんだんと進行していき、なんとか隣の歯と連結して持たせていましたが、それでも動揺が出てきて、隣の歯も負担が大きくなってきました。
これ以上隣の歯への影響が大きくなる前に奥歯を抜歯していくことになりました。
治療方針としては、奥歯を抜歯してインプラントにすることにより、しっかりとした奥歯の噛み合わせを作ることで、手前の負担を減らすようにしました。
治療後はしっかりと噛むことができるようになりました。
何より手前の歯の影響が少なくなりました。
歯周病がありますので、これからも注意深いメインテナンスが必要です。
臨床例
インプラント埋入までの経緯
奥歯を守るために連結していましたが、それでもだんだんと揺れが大きくなってきました。
手術例
通法通りにインプラントを埋入しています。
骨は幸いにもしっかりしていました。
治療前後のレントゲン写真
術後のレントゲン写真です。
骨レベルは安定しています。
当院ではストローマン製のインプラントを使用しています。
治療前後の口腔内写真
治療詳細
年代・性別 | 60代男性 |
主訴 | 左上の動揺 |
治療内容 | 奥歯の1本のインプラント(前後の歯の治療もしています) |
費用 | 44万(税込)×1本 |
期間 | 6ヶ月 |
リスク・副作用 | 治療後はしっかりメインテナンスを行わないと歯周病やセラミックの破折の可能性があります。 |
監修者情報
院長 渡邉 威文
- 九州大学歯学部 卒業
- 九州大学総合診療科にて研修
- 福岡赤十字病院にて研修
- 山口県萩市にて勤務
- 福岡県糸島市にて勤務
- 医療法人渡辺歯科医院 継承