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「長年タバコを吸っていて、歯のヤニ汚れが気になる」「禁煙はまだ難しいけれど、少しでも歯を白くしたい」――喫煙されている方から、こうしたご相談をいただくことがあります。タバコによる着色は一般的なコーヒーや紅茶の色素とは性質が異なり、ホワイトニングを検討するうえで知っておきたいポイントがいくつかあります。この記事では、渡辺歯科医院、院長の渡邉が解説いたします。ご自身の歯の状態に合った進め方を知りたい方は、無料カウンセリングもご用意していますので、どうぞ気軽にご相談ください。
タバコのヤニによる着色はどうして起こるのか
タバコを吸う方の歯の黄ばみや茶色い汚れは、多くの場合ヤニ(タール)が関係しています。まずは、なぜタバコで歯に色がつきやすいのか、その仕組みを整理してみましょう。着色の性質を知ることで、ホワイトニングやふだんのケアで何ができるのかが見えてきます。
ヤニ(タール)が歯の表面に付着する仕組み
タバコの煙に含まれるタールは、粘着性のある成分です。喫煙のたびに歯の表面に少しずつ付着し、時間の経過とともに層のように蓄積していく傾向があります。とくに歯と歯ぐきの境目や、歯の裏側、歯と歯のすき間など、歯ブラシが届きにくい場所に残りやすいと言われています。付着したばかりの汚れは比較的落としやすいものの、長期間放置されると歯の表面のわずかな凹凸に入り込み、通常の歯みがきだけでは落としにくくなることがあります。
コーヒーや紅茶の着色との違い
コーヒーや紅茶、赤ワインなどの飲食物による着色は、色素が徐々に沈着していくものです。これに対してタバコのヤニは粘着性が強く、比較的短期間でも目立ちやすい傾向があります。そのため、同じ「歯の着色」でも、飲食物由来のものとタバコ由来のものでは、汚れの落ちやすさや必要なケアが変わってくる場合があります。ご自身の着色がどのタイプに近いのかは、歯科医院でお口を確認することで、より具体的に把握しやすくなります。
ヤニ汚れとエナメル質内部の黄ばみは別のもの
歯の色に関わる要素は、大きく分けて二つあります。一つは、いま述べたヤニのように歯の表面についた「外からの着色」です。もう一つは、歯そのものの内部(エナメル質や象牙質)が持つ色合いです。タバコのヤニは主に表面の着色にあたりますが、実際の歯の見え方には、内部の色も影響しています。この二つは対処のアプローチが異なるため、区別して考えることが、白さを目指すうえでの第一歩になります。
ヤニ汚れにはクリーニング、内部の黄ばみにはホワイトニング
喫煙による歯の色の悩みには、汚れの種類に応じたアプローチがあります。表面のヤニと歯の内部の色、それぞれに向いた方法を知っておくと、進め方をイメージしやすくなります。ここでは、その使い分けについて説明します。
まずは歯科医院のクリーニングで表面のヤニを落とす
歯の表面についたヤニ汚れは、歯科医院で行うクリーニング(PMTCなどと呼ばれる専門的な清掃)で落としやすい対象です。専用の器具やペーストを使って、歯ブラシでは届きにくい部分の着色を除去していきます。長年蓄積したヤニは一度で完全に取りきれないこともありますが、表面の汚れが落ちるだけでも、歯の印象が明るく感じられる方は少なくありません。ホワイトニングを検討している場合も、まず表面の汚れを整えてから進めるほうが、薬剤が歯に作用しやすくなると考えられています。
クリーニングで落ちるもの・落ちにくいもの
クリーニングで対応しやすいのは、あくまで歯の表面に付着した着色です。一方、歯の内部にある本来の黄ばみや、歯の質そのものの色は、クリーニングでは変化しません。そのため「クリーニングをしたのに思ったより白くならなかった」と感じる場合は、着色ではなく内部の色が気になっているケースも考えられます。どこまでがクリーニングで対応できる範囲かは、お口の状態によって変わりますので、確認しながら進めると安心です。
内部の色にはホワイトニングという選択肢
表面のヤニを落としてもなお歯の色が気になる場合には、ホワイトニングが選択肢になります。ホワイトニングは薬剤の働きで歯の内部の色にアプローチする方法で、クリーニングとは目的が異なります。喫煙されている方の場合、表面のヤニを整えたうえでホワイトニングに進むという二段階の流れになることが一般的です。オフィスホワイトニング(歯科医院で行う方法)とホームホワイトニング(自宅で続ける方法)があり、生活スタイルやご希望に応じて選んでいきます。どちらが向いているかは、カウンセリングでご相談いただけます。
喫煙を続けながらホワイトニングをする場合の注意点
「禁煙はすぐには難しい」という方でも、ホワイトニングを検討することはできます。ただし、喫煙を続ける場合には知っておきたい注意点がいくつかあります。無理のない範囲で白さと付き合っていくために、ポイントを確認しておきましょう。
施術直後は着色しやすい時間帯がある
ホワイトニングの直後は、歯の表面が一時的に色を吸収しやすい状態になると言われています。この時間帯にタバコを吸うと、せっかくのホワイトニング後に再び着色しやすくなる傾向があります。施術後どのくらいの時間、喫煙や色の濃い飲食を控えるとよいかは、方法や薬剤によって目安が異なります。担当の歯科医師や歯科衛生士から案内があった場合は、その内容に沿って過ごすことをおすすめします。完全に我慢するのが難しい場合も、直後の時間帯だけでも意識すると違いが出やすいと考えられています。
喫煙を続けると白さが戻りやすい傾向がある
ホワイトニングで得られた白さは、永久に続くものではなく、日々の生活のなかで少しずつ元の色に近づいていきます。喫煙を続けている場合、非喫煙の方に比べて着色の原因に触れる機会が多いため、白さが戻りやすい傾向があります。とはいえ、これは個人差が大きく、ふだんのケアや喫煙量によっても変わってきます。白さを長く楽しみたい場合は、定期的なクリーニングや、ホームホワイトニングでの追加ケア(タッチアップ)を組み合わせる方法もあります。ご自身のペースに合った維持の仕方を一緒に考えていけます。
この機会に禁煙を考える方へ
ホワイトニングをきっかけに「歯を白く保ちたいから、これを機に本数を減らしてみよう」と考える方もいらっしゃいます。禁煙や減煙は歯の着色だけでなく、歯ぐきの健康にとってもよい影響が期待される選択です。もちろん、禁煙を強制するものではありません。喫煙を続ける前提でも、白さと上手に付き合っていく方法はありますので、ご自身の考えに合わせて進めていただければと思います。
よくあるご質問
長年の喫煙でついた頑固なヤニでも白くなりますか
表面のヤニはクリーニングで落としやすく、内部の色はホワイトニングで対応できる場合があります。ただし、着色の程度や歯の状態には個人差があり、どこまで変化するかは実際にお口を確認してみないと分からない部分もあります。長年蓄積したヤニは一度では取りきれないこともありますが、段階的に整えていくことで印象が変わる方も多くいらっしゃいます。まずは現状を把握することから始めると安心です。
ホワイトニングをした日はタバコを吸ってはいけませんか
絶対に吸えないというわけではありませんが、施術直後は着色しやすい時間帯があるため、可能であればしばらく控えることをおすすめしています。控える時間の目安は方法によって異なりますので、施術時に案内する内容を参考にしてください。難しい場合も、直後の数時間だけでも意識していただくと、白さが保ちやすくなる傾向があります。
禁煙しないとホワイトニングは受けられませんか
禁煙は必須ではありません。喫煙を続けている方でもホワイトニングを検討していただけます。ただし、白さが戻りやすい傾向があるため、定期的なクリーニングやタッチアップと組み合わせる方法をご提案することがあります。ご自身の生活に無理のない範囲で、維持の仕方を一緒に考えていきましょう。
まとめ
タバコのヤニによる歯の着色と、ホワイトニングの考え方について整理しました。最後に要点を振り返ります。
一つ目に、タバコのヤニは粘着性が強く歯の表面に蓄積しやすいため、まずは歯科医院のクリーニングで表面の汚れを落とすことが基本になります。二つ目に、表面の汚れを整えてもなお気になる歯の内部の色には、ホワイトニングという選択肢があります。三つ目に、喫煙を続ける場合は施術直後の着色や白さの戻りやすさに配慮し、クリーニングやタッチアップで維持していく方法があります。四つ目に、変化の程度には個人差があるため、まずはお口の状態を確認することが進め方を決める手がかりになります。
長崎県長与町の渡辺歯科医院では、喫煙による着色を含め、ホワイトニングに関するご相談をお受けしています。ヤニ汚れが気になる方も、禁煙が難しい方も、ご自身に合った進め方を一緒に考えていけますので、まずはお気軽にご相談ください。詳しくは医院トップページもご覧いただけます。無料カウンセリングにお気軽にご相談ください。