歯の機能と見た目を回復させる入れ歯を
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入れ歯とは、失った歯を補うための取り外しができる人工歯のことです。
日本において入れ歯の歴史は深く、現在では様々な種類の入れ歯があります。
「入れ歯が外れやすい」「入れ歯が痛い」」「喋りづらい」などのお悩みを抱えている方は放置せずに、一度ご相談ください。 -
こんなお悩みはありませんか?
- 入れ歯が痛い
- 違和感を感じる
- 喋りにくい
- 入れ歯が外れやすい
上記の症状が気になる方は当院へご相談ください。
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入れ歯のお悩みとその原因
合わない入れ歯を使い続けると様々な症状が出ますので、まずは、よくある症状とその原因についてご自身の状況と照らし合わせてみてください。
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入れ歯が痛い
入れ歯をしている方の悩みでよくお聞きするのが「痛い」ということ。
入れ歯を使いはじめて2~3日ほどは、痛みを伴う場合があります。
数週間痛みが続く場合には、痛みが自然に消える可能性は低いため歯科医院での調整が必要です。噛み合わせが合っていなかったり、入れ歯を支えている歯が不安定であったり、そもそも入れ歯があっていなかったりといった原因が考えられます。
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違和感を感じる
入れ歯が合っていないと症状として違和感が表れてしまうことがあります。
入れ歯が不安定であったり、お口の中の吐き気を誘発する部位が刺激されたりすることで、吐き気をもよおしてしまいます。また、無歯期間が長かった患者様では、舌が大きくなり入れ歯の装着時に違和感がある場合があります。
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喋りにくい
喋る時に重要なことは、舌をスムーズに動かすことです。 入れ歯が分厚いと舌が動かしにくく喋りにくくなってしまいます。入れ歯とご自分の歯に隙間ができると空気が抜けていることでも喋りにくい場合があります。この場合は入れ歯に歯ぐきにより適合するように形を変えて、作り変えたり修理したりします。
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外れやすい
入れ歯の位置が悪かったり、お口の形に合っていないと外れやすいです。
部分入れ歯の場合は金具が合っていなかったり、金具がかかっている歯自体が不安定だったりすると、入れ歯もそれに合わせてぐらついてしまいます。
総入れ歯の場合には、入れ歯の面積の大きさの問題や、噛み合わせの問題が考えられます。
部分入れ歯と総入れ歯
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部分入れ歯
部分入れ歯とは、歯を失った部分だけに入れ歯を入れ、その入れ歯を残った歯に金具をかけて安定させるものです。
欠損が1本からでも治療が可能で、残っている歯が1本の場合でも対応できます。利点として、ブリッジに比べると安定性に劣るため、ブリッジでの対応が難しかい場合や、患者様が要望された場合に行う治療法です。
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総入れ歯
総入れ歯とは上下どちらかの歯が全く無い場合に使われる入れ歯です。義歯床と言われる歯ぐきを模した土台に人工歯を並べ、これをお口の中の粘膜に吸着させることで装着します。外科処置を必要としないため、高齢者の方に適しており、取り外しが可能なため、入れ歯の手入れがしやすいといったメリットがあります。無歯顎治療の中でもっとも一般的な治療法です。
欠点としては、入れ歯が落ちやすくなったり動きやすくなる可能性があります。そのため定期的なチェックをする必要があります。
入れ歯の種類
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部分入れ歯
ノンクラスプデンチャー
ノンスクラプデンチャーとは、バネのない入れ歯のことです。
今までの部分入れ歯には、金属のバネがついていましたが、この治療法はバネの代わりに歯ぐきの色に似た樹脂を使っています。
そのため入れ歯と気づかれないほど自然な見た目にすることができ、口元を気にしておしゃべりに集中できない、笑えない、といった悩みを改善してくれます。
また、床の部分が薄く作れるため、装着感が良く、慣れやすいため、初めて入れ歯を作られる方にもおすすめです。 -
特徴
- 金属を使用せずに、柔軟性のある特殊素材で作製
- 痛みが軽減して、咬合力が上がる
- 残っている歯を傷めずに安心して使用できる
- 金属のバネがないので前歯などで使用しても付けていることを気づかれにくい
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片顎 ¥110,000 中間 ¥165,000 両側 ¥220,000 ※税込み料金となります
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総入れ歯
金属床義歯
入れ歯の土台となる部分が金属である入れ歯です。
これまでは、土台の部分はレジンでできたものが主流でした。このタイプのものは、強度を確保するため厚みが出てしまい、違和感が拭えないことがありましたが、金属床はより薄く、良質なフィット感が得られる入れ歯です。
外れにくく、しっかりと物を噛むこともでき、さらに熱が伝わりやすいため、食べものの冷たい、熱いが感じられより食事を楽しむことができます。
丈夫で壊れにくいことも特徴の1つです。 -
特徴
- 金属を使用せずに、柔軟性のある特殊素材で作製
- 痛みが軽減して、咬合力が上がる
- 残っている歯を傷めずに安心して使用できる
- 金属のバネがないので前歯などで使用しても付けていることを気づかれにくい
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1床 ¥330,000 ※税込み料金となります
入れ歯のよくある質問
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Q1:寝るとき入れ歯は入れてままで問題ありませんか?
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入れ歯は就寝前に基本的には外すようにしてください。外すことで歯ぐきを休ませてあげることができますし、小さい入れ歯であれば、誤って飲み込んでしまう危険性もあります。
寝る前に入れ歯は外して水や洗浄剤につけるようにしましょう。
ただし、残っている歯やかみ合わせの状態によっては入れたままにする場合があります。 -
Q2:年齢が若くても入れ歯の治療はできますか?
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入れ歯は何歳からでも装着可能です。使い心地や見た目なども患者さま一人一人のご要望を伺いながら製作致しますので、お気軽にご相談ください。
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Q3:入れ歯が壊れてしまいました。修理は可能ですか?
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入れ歯が壊れしまった場合、よほど大きな破損が無い限り修理が可能です。
そのため、壊れてしまったとしても、一度その入れ歯をお持ちいただくようお願いしています。 -
Q4:入れ歯の製作期間はどのくらいですか?
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入れ歯の種類やお口の中の状態によっても左右されますが、1ヶ月ほどで完成します。3~5回通っていただくことになりますが、一部だけの小さい入れ歯の場合には、型どりしたその日に噛み合わせもとれるので、来院回数を減らすことも可能です。患者さまのスケジュールや予約状況もあるため、1ヶ月以上かかる場合もございます。
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ブリッジとは

失われた歯の隣り合っている歯を削り、そこを支えにして人工歯を入れる治療法。それがブリッジです。残っている歯を支えにするため、丈夫な歯が残っている必要があります。
基本的な治療法としては、図のように3本分ですが、症例によっては3本以上も対象となる場合も考えられます。隣同士の歯を支えにするので、天然歯のようにしっかりと噛めるのがメリットです。
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レジン前装ブリッジ
審美性 ★ 耐久性 ★★ 費用 保険適用 特徴
- 金属で製作した歯の表面にプラスチックを張り、仕上げる
- プラスチックの部分は長期間使用すると変色する
- 金属の部分には、汚れが付着しやすい
- 虫歯再発のリスクが高い
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パラジウム合金ブリッジ
審美性 ★ 耐久性 ★★ 費用 保険適用 特徴
- 銀色の特性から口の中が黒っぽく見える
- 表面が腐食し溶け出して、体に取り込まれて金属アレルギーや全身への影響が心配される
- 腐食した表面には汚れがつきやすく、虫歯や歯周病の原因となりやすい
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メタルセラミックスブリッジ
審美性 ★★★★ 耐久性 ★★★★★ 費用 88,000円(税込)※1本あたり 特徴
- 一般的なセラミックの歯
- 金属で作製したベースに、セラミックを築盛して作製する
- セラミック部分は変色せず、審美性に優れている
- 金属を使用しているので、強度は高いが、歯ぐきが黒くなる場合がある
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ジルコニアセラミックスブリッジ
審美性 ★★★★★ 耐久性 ★★★★★ 費用 132,000円(税込)※1本あたり 特徴
- 人工ダイヤモンドと同じジルコニアをベースに、セラミックを築盛して作製する
- 従来の金属に匹敵する強度があるが、金属不使用なので身体に優しい
- 非常に安定した強度と審美性、生体親和性を兼ね備えた高ランクの素材
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ジルコニアブリッジ
審美性 ★★★ 耐久性 ★★★★★ 費用 66,000円(税込)※1本あたり 特徴
- 非常に強度があるジルコニア(セラミック)のブロックを削り出して作製
- 一般のセラミックと比べ色が限られているため、周りの歯との色合いを合わせるのがむずかしい
- 本数に限定がある
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ゴールドブリッジ
審美性 ★★★ 耐久性 ★★★★★ 費用 88,000円(税込)※1本あたり 特徴
- 優れた生体親和性(体に優しく、アレルギーが出にくい)が特徴
- 腐食に強く、耐久性が高い
- 適合が良い
- 噛む力が強くかかる奥歯の使用に向いている
- 天然歯とほぼ同じ硬さで、反対側の歯を傷つけない