お子さんの健康な歯と笑顔を育むために
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小児歯科とは、成長発育期にある子どもの虫歯の治療だけでなく、予防や健全な永久歯の発育をめざし指導を行う診療科目です。
対象となる子どもの年齢に定めはなく、一般的に0歳児から15歳児くらいまでを対象としています。 歯みがきの指導や定期的な検査を行い、お子さまの健全なお口の環境を育成していきます。
子どもの歯の特徴
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虫歯の進行が早い
乳歯は歯の表面であるエナメル質が大人よりも弱く、大人と比べて、やわらかいため虫歯の進行がはやいという特徴があります。
たとえ永久歯に生え変わったとしても、生えたばかりの歯はまだしっかりとできあがっていないため虫歯になりやすく進行も早いので注意が必要です。 -
虫歯になっても痛みを感じにくい
子どものむし歯は神経ギリギリまで進行しないと痛みを感じないことが多いです。
そのため発見が遅くなりがちでもあります。 -
食べかすが溜まりやすい
乳歯や永久歯の奥歯の溝が深いため食べかすが溜まりやすくなります。
また、十分な歯みがきが難しいこともあり、食べかすがお口の中に残り続け、虫歯になってしまうことが多いです。
対策として、シーラントという虫歯の予防法があります。
シーラントは、歯の複雑な溝を治療用のプラスチックであらかじめ塞いでしまう虫歯予防の一つです。
特に、虫歯になりやすい場所に行います。処置は10~15分程度で終わりますので、お子さまがストレスなく受けていただくことができます。
小児歯科で行う治療とは?
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小児歯科で行う治療内容とはどのようなものでしょうか。
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虫歯のチェック
前述したように、子どものむし歯は見つけにくく、発見が遅れてしまうことがあります。さらに、大人に比べて歯が弱いため定期的にご来院いただき、虫歯の有無をチェックします。虫歯ができていたとしても早期に発見、治療ができるため痛みもなく簡単に治療が行うことができます。
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歯並びのチェック
乳歯から永久歯に生え替わる時期、永久歯は問題無く生えているか、歯並びは正常であるか、顎の成長は大丈夫かということもチェックします。
問題が見つかればその都度対応することになります。
また、矯正についてのお悩みや疑問点についてもお気軽にご相談ください。 -
虫歯治療
虫歯が見つかった場合、お子さまの年齢とお口の中の状態に合わせた治療を行います。削る治療が難しい場合は、虫歯の進行を遅らせる薬を塗ることもあります。
また、治療に恐怖心のあるお子さまや歯医者が初めてのお子さまには治療の練習から始めます。
少しずつ恐怖心を無くしながら無理のない治療を行っていきますので、安心してご来院ください。 -
乳歯の抜歯
乳歯は自然に抜けることが多いですが、永久歯がズレて生えてきて抜けない場合やずっと抜けずにお子さまにとって苦痛となっている場合には、抜歯を行います。
また、虫歯の治療のためや怪我や事故などで歯が折れてしまった場合、位置がズレて神経を損傷してしまう懸念のある場合には抜歯した方がよいケースもあります。 -
虫歯の予防
フッ素塗布やブラッシング指導など、お子さまの歯を虫歯から守るお手伝いをします。フッ素は歯を強くしたり、酸によって溶けた歯を元に戻したりする効果があります。
歯科医院で使用するフッ素は高濃度であるため1回の塗布で大きな効果を期待できます。
また、ブラッシング指導ではお子さまのお口の状態に合わせた歯の磨き方や歯みがきの習慣づけをお教えします。お子さまの年齢が低い場合は仕上げ磨きもとても重要です。仕上げ磨きの仕方についてはご家族の方へご説明させていただきます。
小児歯科のよくある質問
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Q1:乳歯の虫歯は放っておいても大丈夫ですか?
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乳歯でも虫歯を放っておくと、その後に生えてくる永久歯に影響が出てしまう場合があります。また、乳歯はやわらかく酸に弱いため永久歯よりも虫歯になりやすく、進行も早いです。将来のためにも早めに適切な処置を受けましょう。
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Q2:フッ素塗布って?
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フッ素塗布とは歯にフッ素を取り込ませることにより、虫歯になりかけた歯を元に戻したり、虫歯になりにくい歯にしたりすることができます。乳歯も永久歯も生えたばかりの歯はフッ素を取り込みやすいため、この時期に塗布しておくと丈夫な歯をつくることができます。
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Q3:集団検診で虫歯と診断されました。
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必ず歯科医院を受診されてください。集団検診では分からなかった部分について、より正確なお口の状態についての確認が必要です。
もし、問題があった場合には早期に治療を行うことで病気の進行を抑えることができます。 -
Q4:いつから歯医者に通ったらいいのか分かりません。
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目安となる年齢は多くのお子さまに乳歯の生え始める1歳半です。
歯が生え始めた時点で虫歯のリスクが生じますので、お子さまの歯が生え始めたタイミングで小児歯科に通うことをおすすめします。
また、早い時期から歯科医院という場所に慣れておくことで歯医者嫌いになりにくく、お子さまや保護者の方の将来の負担軽減に繋がります。 -
Q5:定期健診はどのくらいおきに行ったら良いですか?
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大体の目安は3ヵ月から半年に1度の定期健診をおすすめします。
年齢が低い場合や虫歯になりやすい場合は少し間隔が短い方が良いでしょう。お子さまの成長は早いのでお口の中の成長も著しく変化していきます。 -
Q6:歯みがきはいつから行えばいいのでしょうか?
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乳歯が生え始めたら、歯みがきの習慣づけを始めましょう。
はじめはお子さまが歯みがきに慣れるところからがスタートです。最初は、うまく歯みがきができないことが多いです。赤ちゃんの歯ぐきはとてもデリケートなので、赤ちゃん用の毛の柔らかい歯ブラシを使用するようにしてください。
歯ブラシが不安な方はガーゼ磨きから始めましょう。赤ちゃんはうがいができませんので歯磨き粉はつけずに行いましょう。 -
Q7:歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。
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乳歯は、生える時期や順番には個人差があります。
生え始めのサインとして、歯ぐきが膨らみ指で軽く触ると歯のある部分が白くなり、触れることができたら、もうすぐ歯が生える可能性が高いです。
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