- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
皆さんは口臭ケアをしていらっしゃいますか?
ご自分ではなかなか気が付きにくいかもしれませんが、相手にはお口の匂いが届いているかもしれません、、
政府はこれまで「外出する際には、人混みを避けマスクを着用するように」と求めていましたが、3月13日からマスク着用の考え方の方針を改め「屋内・屋外を問わず個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」と表明しました。
コロナ前まではご自分の口臭に気づかなかったけれど、マスクをすることで自分の息の匂いを直接嗅ぐようになったため、以前よりも気になるようになった方が多いように感じます。
これによりマスクを外すことに対して、なんと半数以上の方々が自分の口臭が気になると答えたデータがとられています。
まず口臭とは、口または鼻を通して出てくる気体のうち社会的容認限度を超える悪臭のことです。
社会的容認限度を超えていると言われると、なんだか心が痛いですよね。
そこで今回はこれからのマスクなしの生活に向けて、口臭をできる限り抑えていくためにも口臭の悪化原因についてお話させていただきます。
口臭の悪化原因
歯周病
歯周病とは歯の磨き残しなどから菌が繁殖して歯茎の腫れや痛みを引き起こす病気のことです。
歯周病になると口臭が普段の3.16倍になると言われるほど歯周病は口臭と大きく関わっていますので、もし歯周病の症状がみられる場合は早めに歯科医院で治療しましょう。
舌苔が溜まる
舌の汚れである灰白色または黄白色の塊である舌苔は口臭を悪化させる原因の1つです。
口臭は歯磨きよりも舌を綺麗にすることで改善されることが多いので、歯だけでなく舌を磨くなどして清潔に保ちましょう。
また、舌を磨く際には歯ブラシを使用すると舌が傷つき、味覚に影響を与えてしまう恐れがありますので舌を磨く専用のブラシを使用しましょう。
腸内環境が悪い
お口の中は綺麗だとしても、口臭の原因がお口の中ではなく腸からきている場合もあります。腸内環境が原因で口臭が気になるという方は、口臭で悩んでいる方々全体のうち約20~30%を占めています。
腸内環境を整えることで改善することができますので、発酵食品や野菜などを摂取するようにしましょう。
だ液が少ない
だ液が少ないということはお口の中が乾燥しやすい状態ですので細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そして、だ液には殺菌作用がありますので唾液がしっかりと分泌されていると口臭の原因菌を抑えてくれますが、だ液が少ないことでその効果が薄れてしまいます。
口臭の原因にはお口の中だけではなく、生活習慣も大きく関わってきますので、食生活の見直しなどにも力を入れていきましょう。
口臭を改善してマスクなしでも楽しい会話ができるように、ぜひ歯科医院にご相談してみて下さい。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。