- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院 院長の渡邉です。
本日はインプラントのメンテナンスに関してお話しようと思います。
インプラント治療が終わりよくあることが、
『これで一生大丈夫』と患者さんがおっしゃることです。
治療が終わり気持ちはわかるのですが、
私の中ではこれからまたスタートだと思うのです。
インプラントに限った話ではないのですが、
お口の中というのはとても過酷な環境の中にあり、
細菌の種類でいうと300〜400種は口腔内に存在しており、
常に感染のリスクがあります。
また、様々なものを噛んだりすることで力を受けたり、
温度差があるものを常にさらせれていたりするので、
自分の歯でさえ過酷な状況ですが、
自分のものでないインプラントが長期間維持できるかというのは
診査診断から始まり、手技やその後のメンテナンスで注意深く見ていく必要があります。
また構造的に自分の歯よりもインプラントの方が感染というものに対して
抵抗する力が弱く、炎症が広がるスピードが早いと言われています。
インプラント粘膜炎やえインプラント周囲炎といったものになります。
こうなると治療の必要が出てきますし、場合によってはインプラントを一旦抜去することもあります。
そのような事態にならないためにも対処するより予防する方がいいと思うのです。
インプラント治療を終えてメンテナンスに来ていただいた患者さんの状態が安定していると、心の中で『よかった・・』といつもヒヤヒヤしています笑
そのようなことも頭の片隅に入れていただき、
良い状態が保てるようにサポートしていきますので、共に頑張りましょう!
監修者情報

医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。