- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院 院長の渡邉です。
今回はホワイトニングについてです！
近年では、女性だけではなく男性の方の美容に対する需要は高まり、歯の美しさを気にする方が増えてきています。それは性別だけではなく年齢も関係ないように思います。
そう！誰もが人から見られた時の印象を気にしています。
では、なぜもともと白い歯が着色してしまうのでしょうか？
歯が着色してしまう原因は、いつも口にしているお茶やコーヒーなどの飲食物やワインなどに含まれる色素やタバコに含まれるタールなどが着色の原因となっています。それは、どれだけ歯みがきをしても完璧に落とすことができません。
それらの着色がホワイトニングをすることで白くなるのには二つの仕組みがあります。
- 歯の中から白くする
薬剤に含まれる成分によって歯の着色の原因となる色素を漂白します。
例えば、カレーを食べていて洋服に付いてしまうことありますよね？数時間経つと色が浸透してしまって、いくら拭き取ったとしても簡単には落ちません。このとき、漂白剤などを用いて繊維の中から色素を分解することで白くします。これがホワイトニングで歯を白くする仕組みの一つです。
- 外側から見える歯の組織を隠す
歯の一番外にあるエナメル質は白くできていますが、その中にある象牙質と呼ばれる組織まで白くすることは難しく、色が透けてしまいます。しかし、薬剤の作用によってエナメル質の表面を球状にすることにより、反射させ中の色が透けないようにしています。
※この効果は一時的なものに過ぎません。
ホワイトニングで白くなる程度は、歯の質などによって個人差があり、必ずこれくらいと言うことは難しいですが、治療の前後に色見本（シェードガイド）で歯の色を確認し、目
標とする色を目指します。一般的に、１回のオフィスホワイトニングで、シェードガイドで1～2段階白くなる方が多く、繰り返すことでさらに白くすることができます。
ここで一つ注意しなければいけないのが、ホワイトニングによって全員が白くなるとは限らないということです。
ホワイトニングに使用する薬剤は天然歯には効果が表れやすいものの、被せ物や詰め物などに使われているプラスチックやセラミックなどの人工素材には効果が出ません。事前にご自身がホワイトニングできる状態なのか、ホワイトニングをしても白くならない歯がないかを確認する必要があります。
もう一つ確認しておかなければいけないのがホワイトニングで使用する薬剤の安全性です。市販で販売されているホワイトニング薬剤とは違い、歯科医院で使用する薬剤は体へ及ぼす悪影響がありません。むしろ、身体に対してメリットが大きいものばかりなんです。
歯科医院で使用する薬剤のメリット
- 殺菌作用があり、むし歯や歯周病などの菌を減らすことができる
- だ液のカルシウムなどの成分で歯の修復が早くなる
- 歯質強化の効果がある
歯科医院で行うホワイトニングを行う場合には、短期間での効果が得られますが、白さの後戻りが早いため維持するためには定期的なメインテナンスと再ホワイトニングが必要です。
ぜひ、憧れの白い歯を当院で手に入れてみませんか？