- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は、多くの方が悩みを抱え、周りの方には話しづらい咬み合わせについてお話をしていきます。
咬み合わせの問題
さて、咬み合わせが悪いことが原因でどんなことが起きると思いますか?
咬み合わせが悪いと、お口の中だけの問題ではなく、全身にも影響がでてしまうんです。皆さんが肩こりや頭痛がひどくなったときに整骨院などを受診する方は多いと思います。その方の中で本当の原因は咬み合わせが関係しているということがあります。
全身の問題と咬み合わせは関係ないように思われますが、咬む力が一部分に集中してしまうと、口を開けたときに音がなったり、朝起きたときに顎が疲れたりします。
その結果、肩こりや頭痛、めまいなどの症状が出てしまいます。
いびきが関係している!?
いびきや歯ぎしりをしている方は特に注意が必要です。
どちらも無意識のときに行われていることではありますが、歯や顎への負担がものすごく大きいです。症状のほとんどは無意識のうちに行われるため自覚がない方が多く、睡眠中には横方向に歯をこすり合わせるようにしています。
リラックスした状態では上下の歯の間には隙間があり、飲食時や会話時以外は触れ合うことはありません。
しかし、このまま歯ぎしりや食いしばりをしていると歯や顎に大きな力がかかり、歯や歯を支えている組織に負担をかけてしまいます。
歯が異常にすり減ったり、顎が痛くなったり、歯が欠けたり詰め物が取れたりといった症状が出ます。
さらに怖い顎関節症の疑い
歯ぎしりやいびきの他にも咬み合わせが悪いことで起こる代表的な症状が『顎関節症』です。
実はこの症状は日本では約2,000万人いると言われており、意外と多くの方が気付いていないだけで予備軍とされています。
顎関節症の症状とは下記のようなものです。
- 顎全体が痛い
顎が思い通りに動かず顎の周りに常に痛みを感じたり、口の開閉によって痛みが伴ったりすることがある
- 顎が疲れる
食べ物が食べづらく、食事や会話をしていると顎が疲れる
- 音がする
口の開けたり閉めたりするときにカクンと音がして違和感がある(顔が歪んでしまうことがあります)
- 口を開けることが難しい
口を開けたときに人差し指から薬指までの3本が入るところまで口を開けられない
咬み合わせが全身と深く関係していることがお分かりいただけたかと思います。
それだけではなく、もともとお口の問題でもあるため、むし歯や歯周病など歯周疾患とも密接に関係しています。
人の性格や顔が一人ひとり違うように、お口や歯の状態は一人ひとり違います。そのため当院では、その人に状況に合わせた治療方法をご提案するようにしています。
これまで咬み合わせで悩んでいた方もしっかりサポートしていきます。
上記の内容以外にも咬み合わせについてもっと知りたい方やその他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。