長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

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こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は乳歯から生え変わった永久歯の寿命についてお話させていただきます。

歯の平均寿命は?

皆さんは歯の「平均寿命」がいつまでなのかをご存知でしょうか?
令和元年(2019年)時点における日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳と、世界でもトップクラスの平均寿命です。
それに対して、歯の平均寿命はと言うと、厚生労働省の調査によると約50年から65年と言われています。
ここまで差が出るのには、下顎の前歯や糸切り歯は比較的長く、日頃の食事からよく使う奥歯の寿命は短いという理由があります。
歯は、大切にケアを行えば一生使い続けることが可能だと言われております。
しかし、体の寿命より早く抜けてしまう場合が多いのが残念です。

歯が無くなってしまうことでのリスクとは?

「たとえ1本歯が無くても他の歯があるからそのままにしていても大丈夫・・・」と思っている方、その考えは非常に危険です。

嚙み合わせがズレる

歯が無いところでは咀嚼することが難しくなるため、無意識的にも歯が無い方で咀嚼することを避けるため、嚙み合わせのバランスが崩れることがあります。隣の歯が移動して抜けた歯の方向に傾いたり、ねじれたりして、噛み合わせに変化が起こります。

両隣の歯や噛み合う反対の歯が出てくる

噛み合う歯が無いことで、失った歯と噛み合っていた反対側の歯が、少しずつ伸びてきたり、失った歯の両隣の歯が、歯の無い方向に少しずつ傾いてきたりして、残った歯が上下左右に動くことで、より嚙み合わせの悪化へと繋がります。長期間放置するのはNGです。

歯ぐきが下がる

歯を失うと、歯を支える歯槽骨といわれる骨の量が少なくなってしまうため、歯ぐきが痩せてしまいます。歯周病の重症化リスクが高まるでしょう。また、歯ぐきが下がることにより、歯自体が長く見えてしまい審美的にも悪くなってしまいます。

胃腸への負担

噛み合わせがズレてしまうことでお口の問題だけではなく、身体全体にも影響します。嚙み合わせの悪化から食物を上手く咀嚼できないため、消化不良になってしまいます。

顎関節症への影響

噛み合わせのズレは、顎関節症の原因となります。
これまであごが痛む、口が大きく開けられない、あごを動かすと異音がするといった代表的な症状の他に、頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなど全身の様々な部位に症状が現れることもあります。
腰痛や肩こりで悩まされていた方も、もしかするとその原因は嚙み合わせの可能性もあるかもしれません。

認知症リスクの上昇

歯の本数が少なくなると噛む能力が低下します。この力が低下すると、脳を刺激する力も低下してしまうため認知症の原因ともなってしまいます。

何かが原因となり歯が無くなってしまっても、そのままの状態にしておくことはしないでください。患者様の健康にとって何一つ良いことがありません。
上記の内容以外にも歯の寿命についてもっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

 

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