- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
最近特に寒い日が続いていますが、皆さん元気でお過ごしでしょうか。
冷え性の方にとって冬は毎日からだの不調との戦いなので大変ですよね。
冷え性と歯になんの関係があるの?と思われる方も多いと思いますが、冷え性は歯にある影響を与えることがあるのです。
そこで今回は、歯と冷え性の関係性についてお話させていただきます。
まず「冷え性」とはどんなものかというと、寒くなってくると血管が収縮してしまい末梢神経の血流が悪くなることで起こります。
そして体に行き渡る血の巡りが滞るため体温調節ができず、手足の冷えにつながります。
冷え性の原因
冷え性の原因となるのは、様々なものがありますが、その中でも今回は①生活習慣や②皮膚感覚の乱れ、③女性ホルモンの乱れ、④口呼吸についてご説明します。
生活習慣
皆さんは食事や睡眠の時間をしっかりと取れていますか?
食事の量や回数、時間がバラバラであったり、睡眠時間が短かったりすると体内時計が狂ってしまい、血液の循環が悪くなってしまいます。
冷え性改善のためには、温かい食べ物をとるようにしましょう。
《例》紅茶、味噌、チーズ、ニンニク、しょうが、にんじん、玉ねぎ、ゴボウ等
また睡眠時間が短いと自律神経が乱れてしまいます。自律神経の乱れによる冷えにつながるので、毎日決まった時間に就寝し、決まった時刻に起床するなどして、質の良い睡眠を取るようにしましょう。
皮膚感覚の乱れ
人間は気温が変化しても、汗や血液量を調節して体温を一定に保とうとする「恒温動物」です。
なので寒さを感じると脳の自律神経から血管を収縮させて血液を抑制するように指令を出し、体内の温度を一定にさせます。
しかし冬場はもちろん寒いので、きつめのインナーや靴下などを何枚も着込むことがあると思うのですが、これにより血行が滞ってしまい、皮膚感覚が麻痺して寒いと感じてしまうことがあります。
あまり圧迫しすぎず、少々ゆとりのあるものを着るようにしましょう。
女性ホルモンの乱れ
女性は特に冷え性になりやすいといわれており、男性は約4割が冷え性なのに比べて女性は約7割の人が冷え性だというデータがあります。
これは女性の月経が関係していて、体温を上げる働きをするプロゲステロンの分泌が月経によって少なくなり、さらに貧血になりやすいので、体を暖めたり鉄分を十分に取るようにしましょう。
口呼吸
口呼吸は外の冷たい空気が肺に送られるため、臓器を冷やしてしまいます。
これが体全体の冷えにつながってしまったり、乾燥させて細菌を増やしてしまったりなど悪影響を及ぼします。
また、これらの原因によって冷え性になり、血流が滞ることで口の中も血行不良となってしまうと歯が痛くなるなどの影響がでてきます。
このように口の中の状態と冷え性には意外な関係性があるので体の冷えには気を付けましょう。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。