- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は前回に引き続きインプラントについてお話させていただきます。
前回はインプラント治療とは何か、またその特徴についてご説明しましたがご理解いただけましたか?
重複しますがインプラント治療とは、虫歯や歯周病などの何らかの理由で歯を失ってしまった時にその部分の歯を補うための治療法の1つで、顎の骨に人工の歯根を埋め込んでその上から人工の歯を被せています。
そのため人工の歯がしっかりと固定されて、より機能的に使用することができます。
そしてインプラント治療の特徴としては、天然の歯と近い機能を持っている、他の歯を痛めない、治療の期間が長い、の3点が主なものとなっています。
このように前回はインプラント治療のメリットを中心にご紹介させていただきました。
しかしながら、インプラント治療にも当然デメリットや失敗例があります。
そこで今回はインプラント治療をやらなきゃよかった、と後悔しないために気を付けることについてご紹介させていただこうと思います。
インプラント治療の注意点
外科手術が必要
インプラントを入れるには外科手術で歯茎の切開や顎の骨に穴を開ける処置をしなければなりません。
保険適用の治療ではない
インプラントの治療は保険適用外になります。費用は歯科医院によって異なりますので事前に確認しましょう。
治療の期間が長い
手術後、インプラントの骨への定着期間が必要になるので治療が長期になりやすいです。
定期的にメンテナンスが必要
インプラントの治療後も定期的にメンテナンスを受けなければインプラントのトラブルに気付かず進行させてしまう恐れがあります。
インプラント治療のリスク
痛みや腫れ、しびれの症状が続く
インプラントの手術の後、通常ならば2.3日程度で痛みや腫れが落ち着きますが、2週間以上続いている場合は細菌感染を起こしている場顎合があります。
顎の骨と人工の歯根がうまく結合しない
うまく結合しないと、人工歯が抜け落ちてしまうことがあります。
インプラント歯周炎を起こした
インプラントを埋め込んでいる所が歯周炎になってしまうと、歯に神経が通っていないので歯周炎の痛みを感じにくいため、気付かない間に進行している恐れがあります。
インプラント治療で後悔しないために
後悔のない治療をするためには入念な病院選びと定期的なメンテナンスが重要になります。
インプラント治療の成功率は歯科医院によって異なります。歯科医院がインプラント治療のためのCTレントゲンなどの設備が整っているのかは事前にホームページなどで調べてみると良いでしょう。
インプラント治療のメンテナンスを怠ると、短期間でインプラントの欠損や脱落を起こしやすくなってしまいます。
定期的に歯科医院でのメンテナンスを行い、ご自身でも丁寧なケアを行うようにしましょう。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。