長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

こんにちは　長与町の歯医者　渡辺歯科医院です。
今回はドライマウスについてお話しさせていただきます。

ドライマウスとは

ドライマウスという言葉を耳にされたことはありますか？
ドライマウスとは、様々な原因により主にだ液の分泌量が少なくなり、口の中が乾燥状態になることです。

また、だ液量に変化はなくとも、乾燥感や喉の渇きを感じる場合もドライマウスと呼ばれています。
このような症状に覚えのある方はいらっしゃいませんか？
ドライマウスはただお口が乾燥状態になっているだけではありません。

口臭の原因になったり、虫歯などを引き起こしやすくしたりとお口のトラブルに繋がってしまうものなのです。

ドライマウスの原因

ドライマウスは女性に多い症状だと言われています。

薬の副作用やストレス、緊張による交感神経の刺激でだ液の分泌量が少なくなることで起こります。

また、シェーグレン症候群（自己免疫疾患）などほかの病気や年齢による唾液量の低下も原因になります。
病気や心身に起きる変化が原因である場合の他に、口呼吸によってドライマウスとなることもあります。

これは鼻呼吸を行うことで改善できるため、意識して取り組んで見ましょう。

ドライマウスを放置するとどうなる？

ドライマウスは口臭や虫歯の原因となるものですが、この状態をそのままにしてしまうと「オーラルフレイル」と呼ばれるお口の機能の衰えを引き起こしてしまいます。
オーラルフレイルは物を噛んだり、飲み込んだり、話たりするための口腔機能が衰えることや食の偏りなどを含み、身体の衰え（フレイル）の1つです。

早期の重要な老化のサインともされていて、日本オリジナルの概念です。老化のサインとして用いられる概念ですが、単なる加齢による口腔機能の老化の問題ではなく、社会的問題や精神的問題、食・栄養の問題が複合して生じる不自然な衰えをも含んだ高齢期における健康課題になります。

ある調査では、オーラルフレイルの方は死亡リスクが高まることやフレイル、要介護になりやすいことも分かっています。
ドライマウスは決して放置せず、早い内からケアをすることが大切です。

ドライマウスを改善するために自分でできること

こまめな水分補給

体全体の水分が少なくなると、その分だ液も少なくなります。

水分補給を十分に行いながらだ液の分泌量を調整しましょう。

ただし、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインが入った飲み物はおすすめできません。

利尿作用が強いため、折角摂取した水分が尿になってでてしまい、だ液の分泌に回らないからです。

ガムを噛む

ガムを噛むことで、だ液腺を刺激してあげることも効果的です。

お口周りのマッサージを行う

お口周りの筋肉を動かすことで舌がよく動くようになり、だ液の分泌が促されます。

ドライマウスは様々な体のトラブルに繋がってしまう症状です。

ご自身でできる対処法も様々ですので、手軽にできる物から実践し、お口と体の健康につなげていきましょう。

上記の内容以外にもドライマウスについてもっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

 

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