長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

Topics

子どもの矯正の精密検査で何をするかを解説する記事のイメージ(親子で歯科医院を受診)

「相談のときに『一度くわしく検査してみましょう』と言われたけれど、精密検査では何をするのだろう」「レントゲンを撮るのは子どもの体に大丈夫?」「検査を受けたら、そのまま矯正を始めないといけないの?」——お子さんの歯並びの相談を終えたあと、次のステップである精密検査について、このような疑問や不安を感じる親御さんは少なくありません。

精密検査は、お子さんのお口の中やあごの状態をくわしく調べ、治療が必要かどうか、必要ならどのような方法が考えられるかを判断するための大切な材料を集める時間です。検査の内容や流れをあらかじめ知っておくと、当日もお子さんと落ち着いて臨みやすくなります。

この記事では、子どもの矯正で行われる精密検査の主な内容、当日の流れ、結果説明(診断)のときに親御さんが確認しておきたいことについて、渡辺歯科医院、院長の渡邉が解説いたします。当院では矯正の無料カウンセリングも行っていますので、検査を受けるかどうか迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。

子どもの矯正の「精密検査」とは?初回相談との違い

子どもの矯正は、一般的に「初回相談(カウンセリング)」→「精密検査」→「結果説明・治療方針の相談」→「治療開始」という順番で進みます。初回相談では、お口の中をみて気になる点をお聞きし、おおまかな見通しをお伝えするのが中心です。一方、精密検査ではレントゲンや歯型などの資料をそろえ、目で見ただけではわからない部分まで確認していきます。

ここでは、精密検査がなぜ必要なのか、そしてどのタイミングで受けるのがよいのかを順にみていきましょう。

なぜ精密検査が必要なの?

歯並びの乱れは、歯そのものの位置だけでなく、あごの骨の大きさや形、まだ生えていない永久歯の位置、舌やくちびるのクセなど、さまざまな要素が重なって起きていることが多いと言われています。たとえば、見た目は同じような出っ歯でも、歯が前に傾いているだけの場合と、あごの位置関係に原因がある場合とでは、考えられる治療の進め方が変わることがあります。

また、お子さんの場合は、あごの成長がこれからどのくらい続くか、歯ぐきの中で永久歯がどのように育っているかも大切な判断材料です。こうした情報は、お口の中を見ただけでは十分にわかりません。精密検査で資料をそろえることで、「今治療を始めたほうがよいのか」「もう少し成長を見守ってよいのか」を、より根拠をもって考えられるようになります。

検査の目的は、治療を決めることそのものではなく、親御さんとお子さんが納得して選べるように、判断の材料をそろえることだと考えています。

精密検査を受けるタイミング

精密検査は、初回相談で「くわしく調べたほうがよさそう」となった場合や、親御さんが治療を前向きに検討したいと考えた場合に行うのが一般的です。初回相談の当日にそのまま検査をする医院もあれば、日をあらためて予約をとる医院もあります。

お子さんの年齢や歯の生え変わりの状況によっては、「今すぐ検査をするより、半年ほど経過をみてからのほうが判断しやすい」とお伝えすることもあります。とくに、永久歯の生え変わりの途中で歯並びが大きく変わりやすい時期は、少し時間をおいたほうが正確に判断できる場合があるためです。

検査を受けたからといって、必ず治療を始めなければならないわけではありません。結果を聞いてから、ご家庭でゆっくり考えていただいて大丈夫です。

精密検査で行う主な検査内容

精密検査の内容は、医院やお子さんの状態によって多少異なりますが、一般的には「レントゲン撮影」「歯型(または口の中のスキャン)」「顔とお口の写真」「問診・お口の機能のチェック」などを組み合わせて行います。

それぞれの検査で何がわかるのかを知っておくと、結果説明のときに話が理解しやすくなります。ひとつずつみていきましょう。

レントゲン撮影(パノラマなど)

よく行われるのが、お口全体を1枚に写す「パノラマレントゲン」です。乳歯の根の状態、歯ぐきの中で育っている永久歯の位置や向き、生まれつき永久歯が足りないかどうか、余分な歯がないかなどを確認できます。生え変わりの時期のお子さんにとっては、とくに大切な情報です。

治療の内容によっては、顔を横から写して、あごの骨の大きさや位置関係、前歯の傾きなどを測るためのレントゲン(頭部エックス線規格写真)や、より立体的に確認するための撮影を検討することもあります。どの撮影が必要かは、お子さんの状態に合わせて判断します。

レントゲンの放射線は心配ない?

歯科のレントゲンで受ける放射線の量は、一般的にごくわずかとされています。撮影の際には防護用のエプロンを着けるなど、体への影響をできるだけ少なくする配慮をしています。必要な撮影だけを選んで行いますので、ご心配な点があれば遠慮なくおたずねください。

歯型取り・口の中のスキャン

歯並びや噛み合わせを立体的に確認するために、歯型をとります。以前は粘土のような材料をお口に入れて型をとる方法が中心でしたが、最近では小さなカメラでお口の中をなぞるようにスキャンし、歯並びを3Dデータとして記録する方法も広がっています。

スキャンの方法は、材料をお口に入れておく時間がないため、型取りが苦手なお子さんでも比較的受け入れやすい傾向があります。記録したデータは、画面で歯並びをいろいろな角度から確認したり、治療前後の変化を比べたりするのにも役立ちます。どちらの方法で行うかは、検査の目的や考えている装置によって異なります。

顔とお口の写真

正面や横から見た顔の写真、口元の写真、お口の中の写真を撮影します。顔のバランスや口元の閉じ方、笑ったときの歯の見え方、歯ぐきの状態などを記録しておくためのものです。

これらの写真は、診断に使うだけでなく、治療を始めたあとの変化を確認する「記録」としても大切です。お子さんの成長は毎日見ていると気づきにくいものですが、写真で比べると変化がわかりやすくなります。撮影は短時間で終わりますので、お子さんにも「写真を撮るだけだよ」と伝えておくと安心しやすいでしょう。

問診・お口のクセや機能のチェック

検査の資料と同じくらい大切なのが、親御さんからお聞きする日ごろの様子です。たとえば、口がぽかんと開いていることが多いか、寝ているときのいびきや口呼吸があるか、指しゃぶりや爪かみ、舌で歯を押すクセがあるか、食べ方や飲み込み方に気になる点がないか、といったことをうかがいます。

歯並びは、舌やくちびるの使い方といったお口の機能の影響も受けると言われています。こうした情報は、治療の方法を考えるうえでも、治療後の後戻りを防ぐうえでも参考になります。気になることがあれば、事前にメモしておくと伝え忘れを防げます。

精密検査当日の流れと準備

精密検査は、初めての体験が多いお子さんにとって少し緊張する時間かもしれません。当日の流れや準備をあらかじめ知っておくと、親子とも落ち着いて臨みやすくなります。

ここでは、検査にかかる時間の目安と、ご家庭で準備しておきたいこと、お子さんへの声かけのポイントについてお伝えします。

所要時間と当日の流れ

検査の内容にもよりますが、精密検査の時間は一般的に30分から1時間ほどが目安です。受付のあと、問診票の確認、レントゲン撮影、写真撮影、歯型取りやスキャンという順番で進むことが多く、その日のうちに診断まで行うことは少なく、後日あらためて結果をご説明する流れが一般的です。

むし歯や歯ぐきの腫れなど、気になる点が見つかった場合には、矯正より先にそちらの治療を優先したほうがよいこともあります。当院では矯正だけでなく、むし歯や歯周病も含めてお口全体を診ていますので、必要なことがあれば検査の際にあわせてお伝えします。

持ち物と準備しておくこと

当日は、保険証や医療証、母子手帳(乳歯の生え始めの時期や、これまでの歯科健診の記録がわかる場合があります)などをお持ちいただくと参考になります。これまでにほかの歯科医院で相談したことがあれば、そのときの資料や説明内容のメモもあると役立ちます。

また、家族の歯並び(ご両親やごきょうだいの受け口・出っ歯など)や、日ごろ気になっているお子さんのクセを書き出しておくと、問診がスムーズです。検査の前には歯みがきをして来ていただくと、写真やスキャンがきれいに記録できます。

子どもへの声かけのコツ

「痛いことはしないよ」「写真を撮ったり、歯の形を測ったりするだけだよ」と、やさしく具体的に伝えておくと、お子さんの不安がやわらぎやすいと言われています。反対に「がまんしなさい」「こわくないから」と言いすぎると、かえって緊張してしまうこともあります。検査が終わったら、がんばったことをたくさんほめてあげてください。

結果説明(診断)で確認しておきたいこと

精密検査のあとは、集めた資料をもとに、現在の状態と考えられる治療の選択肢をご説明します。ここは、親御さんとお子さんが治療を受けるかどうかを決めるための大切な時間です。

説明を受けるときに、どのような点を確認しておくとよいのかを整理しておきましょう。

今の状態と、治療の選択肢

結果説明では、レントゲンや写真、歯型のデータを見ながら、歯並びや噛み合わせの状態、その原因として考えられること、治療が必要かどうかをお伝えします。治療を考える場合には、たとえばプレオルソ、床矯正(拡大床)、子ども用のマウスピース矯正(インビザラインファースト)など、どのような装置が候補になるのか、それぞれの特徴もご説明します。

選択肢はひとつとは限りません。「今すぐ始める」「成長を見守りながら定期的にチェックする」など、複数の進め方を比べながら考えることもあります。どの方法にも良い面と注意点がありますので、気になることは遠慮なく質問してください。

期間・費用・通院の見通し

治療を検討する際には、おおよその治療期間、通院の頻度、費用の総額と支払い方法、将来2期治療(永久歯がそろってからの治療)が必要になる可能性があるかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。とくに費用は、装置代のほかに調整料や保定装置の費用が含まれているかどうかで総額が変わることがありますので、内訳まで聞いておくことをおすすめします。

また、矯正治療の効果や期間には個人差があり、お子さんの成長や装置の使用状況によって変わることがあります。見通しはあくまで目安として受け止め、途中で変化があった場合にどう対応するのかもあわせて確認しておくとよいでしょう。

その場で決めなくても大丈夫

説明を聞いたその日に治療を決める必要はありません。ご家族で話し合ったり、お子さん自身の気持ちを聞いたりする時間はとても大切です。ほかの医院の意見も聞いてみたいという場合は、セカンドオピニオンも歓迎しています。納得したうえで始めることが、治療を続けていくうえでも大きな力になります。

院長から

★★ここに院長の一言が入ります。音声で司令塔セッションに送ってください(未記入のまま公開しない)★★

子どもの矯正の精密検査に関するよくある質問

Q. 精密検査を受けたら、必ず矯正を始めないといけませんか?

いいえ、その必要はありません。精密検査は、治療が必要かどうか、どのような方法が考えられるかを判断するための材料をそろえるものです。結果をお聞きになったうえで、ご家族で相談してからお決めいただけます。経過観察をおすすめする場合もあります。

Q. 何歳くらいから精密検査を受けられますか?

お子さんの歯の生え変わりの状況や、気になっている症状によって適した時期は異なります。一般的には、前歯の永久歯が生え始めるころから相談を受けるケースが多いですが、受け口など早めに確認したほうがよい場合もあります。まずは無料カウンセリングで、今が検査に適した時期かどうかをご相談ください。

Q. 型取りが苦手な子でも検査できますか?

お口の中をカメラでなぞるスキャンの方法であれば、型取りの材料を口に入れておく必要がないため、比較的受け入れやすいお子さんが多い傾向があります。どうしても緊張してしまう場合は、無理をせず、休憩をはさみながら進めますのでご安心ください。

Q. 検査の結果はいつわかりますか?

検査で集めた資料を分析し、治療の進め方を考える時間が必要なため、結果のご説明は後日あらためて行うのが一般的です。説明の日には、できるだけ親御さんもご一緒にお越しいただき、お子さんと一緒に話を聞いていただくことをおすすめしています。

まとめ

子どもの矯正の精密検査について、ポイントを整理します。

・精密検査は、レントゲンや歯型(スキャン)、写真、問診などで、目で見ただけではわからない歯やあごの状態を確認するためのものです。
・検査の時間は30分から1時間ほどが目安で、結果は後日、資料を見ながらくわしくご説明するのが一般的です。
・結果説明では、治療の選択肢、期間、費用の内訳、通院の見通しまで確認しておくと安心です。
・検査を受けても、その場で治療を決める必要はありません。ご家族で納得してから選ぶことが大切です。

長崎県長与町の渡辺歯科医院では、小児矯正からマウスピース矯正、ワイヤー矯正まで、お子さんの成長に合わせた矯正歯科の相談をおこなっています。むし歯や歯ぐきの状態も含めてお口全体を診ながら、親御さんとお子さんが納得できる方法を一緒に考えていきます。無料カウンセリングも行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

渡辺歯科医院のトップページはこちら

この記事の監修

渡邉 威文(わたなべ たけふみ)
医療法人 渡辺歯科医院 院長/歯科医師/長与小学校 学校歯科医
長崎県西彼杵郡長与町で、お子さんの矯正から大人のマウスピース矯正、むし歯・歯周病・インプラントまで、お口全体を診る診療をおこなっています。本記事は院長が内容を確認したうえで公開しています。

TOP