- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
これまで、虫歯・歯周病・矯正歯科・インプラントの4つのテーマについてお話ししてきましたが、
今回はちょっと視点を変えて『歯医者との関わり方』についてお話ししていきます。
あなたが歯医者に通うキッカケ
皆さんが体の健康診断を定期的に受けるのはなぜでしょうか?
それは、健康で長生きできるように自分の体に悪いところがないかを検査して、必要があれば治療を行い、今後の生活習慣を改めるなどして予防していくためです。
歯も同じことですなのですが、ほとんどの方が歯が痛くなったから、歯ぐきが腫れて出血しているから、入れ歯の調子が悪いからというように何かあってから歯医者に通い出すことが多いのではないでしょうか。
体の健康は予防しているけれど、お口の健康は予防しなくて良いですか?
歯の病気と体の病気の違い
皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれない『自然治癒力』という言葉。
私たちが風邪をひいた時や骨を折ってしまった時、自然に治っていることがあります。これが、自然治癒力です。
人にはこの力がありますが、唯一自然に治ることがないのが『お口の病気』です。
虫歯や歯周病をそのままにしていても歯が再生することありませんし、自然に治ることもありません。
虫歯や歯周病を早期発見して治療をいち早く施したとしても、一度削ってしまった歯は元通りにはなりません。
これまでのような歯医者との関わり方である「悪くなってから治療をする。
そして、また悪くなるまでは歯医者に行かない」ことを繰り返していると、どんどん自分の歯を削ってしまうことになり、最終的には自分の歯を失ってしまいます。
予防歯科の大切さ
虫歯などで悪くなってしまったところがあれば治療していきましょう。
治療を最後まで終わらせることも大切ですが、治療後のメインテナンスがより重要となってきます。
これまでの関わり方をしていると、上記のようにいつかご自身の歯を失うでしょう。
しかし、悪くなる前の状態をいかに保つことができるかによって、いつまでもご自身の歯を残すことはできるのです。
ご自身のお口を健康にできれば、食事をしたり、会話をしたりすることで認知症の予防・老化防止にもなると言われています。
また、近年の研究では歯周病菌とさまざまな全身疾患の関係も分かってきました。
このように、お口の健康を予防をすることは、身体全体の健康にもつながっているのです。
当院が予防歯科にこだわっているのは、こういったお口と体の健康は密接に関わっていることを知っているからです。
そして、それを多くの方に知っていただき健康で過ごす方が増えて欲しいと思っています。
定期的なメインテナンス
歯医者のメインテナンスは、3~4ヵ月に1度受けていただくのがおすすめです。
定期的にプロのケアを行っていることで、もし歯にトラブルがあったとしても早期に対応できて、虫歯・歯周病の重症化リスクを抑えることができます。
ご自身で丁寧にセルフケアを行い、歯科医院でチェックし、クリーニングをする。
このようなサイクルを続け、いつまでも健康なお口で生活を送りませんか?
お口と全身の健康の繋がりや予防歯科、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。