- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は、お子さまの歯についてお話しさせていただきます。
乳歯と永久歯の関係
お子さまの歯にはこれからの成長に欠かせない役割がたくさんあることをご存じでしょうか。
子どもの時期に生えてくる乳歯は、12歳頃にはほとんどなくなり、永久歯へと生え変わっていきます。乳歯のことを「いずれ永久歯へと生え変わるからむし歯になっても仕方ない・・・」と考えていませんか?
乳歯は、健康な永久歯になれるように準備してくれる大切な歯なんです!
そのため、乳歯の時期から大切な働きを守っていく必要があります。
乳歯の大切な働き
よく噛むこと
お口の周りにはたくさんの神経が集まっていて、噛むことで脳を刺激し、発達を促す作用が働くと言われています。
しっかり咀嚼が出来れば、お口の中のだ液の量が増えて、食べ物の消化や吸収も良くなり、細菌や口臭などを予防してくれる効果も期待できます。
また、小さいときから食事することの楽しみを経験しておくことで、こころの成長にもプラスの働きをしてくれます。
話すこと
前歯が1本なかったら、発音にどのような影響が出ると思いますか?
前歯がないことで、サ行が正しく発音することがむずかしくなります。それでも、無理に発音しようとすると変な癖がついてしまったり、発音が上手くできなかったりする恐れがあります。
乳歯のときから歯をキレイに生えそろえることも成長後にきちんと発音できるかを担う重要な役割です。
正しく生え変わらせること
乳歯の下から生えてくる永久歯は、日々成長し続けています。永久歯が正しく生えてくるように顎の骨までも少しずつ変化していきます。
永久歯がだんだん大きくなってくると、乳歯の根っこは少しずつ短くなり、永久歯を正しく生えてくるように導いていきます。
健康な永久歯にするためには、乳歯がキレイに正しく生えていることが大切なのです。
むし歯にならないためのホームケア
お口全体の汚れチェック
歯とはぐきの境目は特に、汚れが溜まりやすい場所です。お子さまの仕上げ磨きのときに白くて小さな汚れが残っていませんか?
歯ブラシだけではなくフロスなども使って見落としやすい汚れを徹底的にチェックして取り除くように心がけましょう。ケア用品についても、歯ブラシの毛先が広がっているものはすぐ交換するなどして汚れをきちんと取れるように気を付けましょう。
むし歯かも・・・と思ったらプロのチェックを!
少し黒くなっているかも…これはむし歯かも…と思ったら必ず歯科医院で診てもらうようにしてください。
本来、悪くなる前から定期的に歯科医院でのチェックを受けておくことが大切ですが、悪くなってしまったらまずはプロに診てもらうことが大切です。
悪くなっている箇所については早期の治療を行い、それとともに今後むし歯にならないためのブラッシング方法のアドバイスを受けるなどして予防していきましょう!
上記の内容以外にもお子さまの歯についてもっと知りたい方やその他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。