- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
前回の投稿では、歯みがきの回数やポイントなどについてお話しさせていただきました。
今回は、ブラッシング方法の4つをお教えしたいと思います。
ブラッシング方法
バス法
バス法とは、歯ブラシの毛先を45度で歯と歯ぐき間にあてて磨きます。
この時、毛先を歯肉溝や歯周ポケット内に入れることを意識しながら、他の毛束が歯面に当たるようにすることが重要です。
柔らかく小刻みに(2mm幅くらい)で左右に振動させ、歯1本ずつを丁寧に磨いていきます。
歯ブラシを強く握ってしまうと磨く時に力が入って歯ぐきを傷つけてしまう恐れがありますので、ギュッと握るのではなく、鉛筆を握る感覚で歯ブラシを持つようにしましょう。
スクラッピング法
スクラッビング法とは、歯ブラシの毛先を歯の表面の直角に当てて、毛先が歯と歯の間に入る程度に軽く押し付けて磨きます。
バス法と同様、小刻みに左右に振動させ、歯を1本ずつ丁寧に磨いていきます。
上下の歯が当たる面も直角にあて小刻みに磨きましょう。
ローリング法
ローリング法とは、歯ブラシの毛先を歯に平行に当て、毛先を歯肉に軽く押し当てるようにして磨きます。
小刻みな振動させマッサージを行い、次に毛先を、上の歯は上から下へ、下の歯を下から上へ歯ブラシを回転させ、歯ぐきと歯の表面を同時に清掃します。
上下の歯が当たる面は毛先を当て前後に小刻みに動かして磨きます。
フォーンズ法
フォーンズ法とは、上下の歯を軽く噛み合わせた状態で、歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当てるようにして磨きます。
磨き方として円を描くように、奥から前へ、上下の歯を一緒に磨き、1本ずつ歯ブラシをぐるぐる移動させながら磨いていきます。
歯の裏側は歯ブラシの毛先を歯に当てて、小刻みに前後に動かして磨いていきます。
日々のセルフケアはむし歯や歯周病といったお口の病気を予防していくのに欠かせません。
それらの病気を予防していくには、汚れをしっかり落とすことができる歯みがきを身に付ける必要があります。
毎日歯みがきはしていても、それが間違った方法だったり、自分に合っていない歯ブラシを使っていても予防することはできません。
当院では、歯科医師・歯科衛生士がプロフェッショナルな視点から患者様一人ひとりに合ったブラッシング方法やケア用品をご紹介しています。
しかし、セルフケアには限界があります。そのため、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けて、磨き残しやブラッシング方法を再確認することでむし歯や歯周病を予防することができます。
上記の内容以外にも磨き方の再確認をしたい方や歯ブラシの種類についてもっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。