長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

Topics

こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は冷え性による歯の痛みについてお話させていただきます。

いつも手足が冷えている、身体が温まりにくいといった状態を示す冷え性。
特に若い女性に多く見られ、女性の約8割が冷え性であるというリサーチ結果があるほどです。
女性に多く見られる原因は、全身に血を巡らせる心臓のポンプとしての働きや、血を身体の隅々まで運ぶ筋肉の働きが男性よりも弱かったり、女性ホルモンがストレスなどの影響をうけて、体温を調節する働きの低下を招きやすかったりするためです。

頭痛や腹痛の原因が冷え性によるものであるのと同じように、実は歯の痛みも冷え性が原因かも知れません。

その歯の痛み、冷え性が原因?

冷え性は、末梢血管の血行不良で起こると言われています。
血行不良になる原因は生活習慣や空調、衣類の締め付け、自律神経の乱れなど様々です。
症状としては肩こり・腰痛・神経痛・むくみ・頭痛・便秘・肌荒れなど。
その中に歯の痛みもあげられます。
歯の痛みと冷え性はどのように関係しているのでしょうか?

歯ぐきの血行不良

冷え性による歯ぐきの痛みには血行不良が関係していると言われています。
冷え性の原因は末梢血管の血行不良であると述べました。歯ぐきの痛みの原因も例外ではありません。
歯を支えている歯ぐきは身体の末端に位置しており、その歯ぐきには無数の毛細血管があります。
そこに十分に血液が行き渡らないことで、冷え性になり、痛みがでるのです。
また、歯ぐきの血行不良は免疫力を低下させます。
普段は免疫機能によって悪さをしないように押さえ込めていた、歯周病を引き起こす原因の細菌。
しかし、免疫力が低下してしまうと、それがかなわなくなり、結果歯周病になってしまうこともあるのです。

口呼吸

人間は恒温動物と言われ、外界の温度が変化しても、体温を維持し続けることができます。

汗をかいたり、体毛を立てることで、身体の熱を外へ逃がしたり、寒さから身を守ったりしているのです。上がった体温を下げるための方法の1つとして、舌とだ液を使うこともあります。犬が口から舌を出して呼吸をしているのは、だ液を蒸発させ、体温を下げているからです。
人間もそれと同じことができ、いつも口が開いていると、舌からだ液が蒸発してしまい、気化熱を奪って体温が下がります。
そして、口呼吸は鼻呼吸と違い、外界の冷たい空気が体温まで温められることなく肺へ送られるため、臓器を冷やしてしまいます。
これが身体全体の冷えへと繋がるのです。
口呼吸は冷え性を引き起こすだけでなく、口の中を乾燥させ、細菌を増やす原因にもなります。お口の中の環境を整えてあげることは、身体の冷えへの対策にもなるのです。

冷え性は歯や口内環境と関わりがあることはお分かりいただけたでしょうか?人間の身体はたとえ身体の端であってもきちんと反応がでるようになっています。些細な身体への気配りが、悩みを解決してくれることもあるのです。

上記の内容以外にも、冷え性による歯の痛みについてもっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

 

TOP