長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

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こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回はむし歯とガンの関係について説明させていただきます。

ガンは怖い病気だというイメージが浸透している昨今ですが、生涯でガンに罹患する確率は男性で65.0%、女性で50.2%、どちらも二人に一人以上となっています。
さらに、ガンと診断される人の数は1985年移行増加しており世界的に見ても患者数・死亡数も増えているとても怖い病気です。
そんなガンですが、むし歯と関係があることが近年の研究により明らかになりました。

ミュータンス菌がガン転移を促進する?!

皆さんはミュータンス菌という細菌をご存じでしょうか。
ミュータンス菌はお口の中に潜んでおり、むし歯の原因菌です。
この菌が、ガンの転移を促進させるといわれています。
マウスを用いたガン転移の研究結果が、北海道大学により発表されました。
それによると、ミュータンス菌が血中に循環している状態では、肺血管の炎症性変化が起こり、ガン細胞の転移が増加するそうです。
近年、お口の中の細菌が全身の病気の原因に繋がることが報告されています。
つまり、お口の中を清潔に保つことはガン転移の抑制に重要であることが分かったのです。

歯みがきをして、ガンの発症リスクを軽減しよう!

また、歯みがきとガンの関連性についてこんな研究結果がでています。
歯みがきの回数と、頭~首にかけてできる「頭頚部がん」や「食道がん」との関係について、約3500人を対象とした調査を実施したところ、1日1回歯みがきをする人を基準にすると、歯みがきをしない人がガンになる確率は1.8倍にもなるそうです。
逆に1日に2回以上歯みがきをする人のガンの発症リスクは2割減といわれています。
これは日本人を対象とした調査結果ですが、日本以外にも欧米人2万人以上を対象とした別の研究でも、1日1回以上歯みがきをする人は頭頚部がんを発症するリスクが2割減っていたそうです。

歯みがきをしないとガンになりやすい理由

歯みがきをしないとガンになりやすい理由、お口の中の衛生状態が悪い状態がずっと続いてしまうから。
細菌が繁殖しやすい環境のままでいると、炎症を起こします。
炎症も続いてしまうと細胞内の遺伝子を傷つけて、ガンになりやすくなるという訳です。
また、お口の中の細菌が出すアセトアルデヒドがガンのリスクを高めるとも言われています。
ミュータンス菌はむし歯や歯周病の原因となるだけでなく、ガンの転移も促進させてしまったりお口の中に細菌がずっといると炎症によってガンになりやすくなったり・・・
お口の中を清潔に保つことができればガンの発症・転移を抑えることができます。
こまめな歯みがきや正しい歯みがきを心がけ健康な身体を保ちましょう。
上記の内容以外にも歯とガンの関係について、もっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

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