- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は歯と食についてお話させていただきます。
食欲の秋と言われる季節。
様々な食材に囲まれる時期ですが、皆さん美味しく食べていますか?よく噛んでいますか?食べ方や食材に気を配り、歯の健康を考えた食事について一緒に考えていきましょう。
歯に良い食べ物って?
身体に良い食べ物があるように、歯の健康にも良い影響を与えてくれる食べ物があります。
いろいろな食品を組み合わせてバランスのとれたものにすることは、第一に大切にしてほしいことです。
では、バランスのとれた食事とはどういったものでしょうか。
主にエネルギーになる主食(穀物類)、からだの組織を作る主菜(肉類)、からだの調子を整える副菜(野菜類)の比率は4:1:2が理想とされています。
さらに、食物繊維の多い野菜や、肉の切り身、小魚、乾魚など、かみ応えのあるたべものをよく噛むことにより、顎の歯を丈夫にし、歯の表面についた細菌や付着物を除去することができます。
また、だ液の分泌も多くなりお口の中の衛生状態も守ってくれるのです。
オメガ3系
料理によく使われる油。
この油ですが、様々な種類があることをご存でしょうか?
その中でも積極的に摂取したいのがオメガ3系の油です。
オメガ3系は青魚、アマニ油、エゴマ油、シソ油などに含まれており、炎症を抑え、血液をさらさらにしてくれる働きがあります。
このオメガ3系は、お口の健康にもよい影響を与えてくれます。
例えば歯周病。
歯周病の原因はさまざまですが、このオメガ3系が不足することでも起こると言われているのです。
オメガ3系は人間の身体が自分で作り出すことはできません。
つまり、普段の食事の中で積極的に摂取していく必要があるのです。
歯に必要な栄養素
歯に必要な栄養素。
それは「カルシウム」「タンパク質」「ビタミンA・C・D」。
カルシウムは歯の表面のエナメル質を作り、タンパク質はエナメル質の内側にある象牙質を作ります。ビタミンA・C・Dはエナメル質や象牙質を良いものにするために必要です。
カルシウムを含む食べ物
ヨーグルト チーズ ひじき 小魚
タンパク質を含む食べ物
肉 魚介類 大豆 卵 牛乳
ビタミンAを含む食べ物
かぼちゃ ほうれん草 レバー にんじん
ビタミンCを含む食べ物
焼き海苔 小松菜 じゃがいも ブロッコリー
ビタミンDを含む食べ物
干し椎茸 しめじ さんま 鮭
上記の食べものはあくまで一例にすぎません。
上記のたべもの以外にも、これらの栄養素を含む食材はたくさんあります。
食事を楽しみながら、栄養素をとっていきましょう。
歯の健康は、歯みがきなどのメンテナンスだケでなく、食事から整えていくことができます。食べものが美味しい季節。楽しみながら歯の健康を維持していきましょう。
上記の内容以外にも歯と食についてもっと知りたい方、その他にも詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。