- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
前回は歯の寿命について、ご自分での入念な歯磨きが歯の健康を支えるポイントの1つです！というお話をさせていただきました。
そこで、今回はご自宅でも出来る「液体歯みがき」と「洗口液」についてお話させていただきます。
液体歯みがきと洗口液の違い
皆さんは「液体歯みがき」や「洗口液」という言葉を聞いたことがありますでしょうか？
最近CMでよく見かけることが増えてきたので、もしかしたらご存じの方もいるかと思います。
もしかすると誤解している方もいらっしゃるかもしれません。
実は、液体歯みがきと洗口液は別物なのです！
では、液体歯みがきと洗口液の違いについてご説明します。
液体歯みがきとは
液体歯みがきは、液体タイプの歯磨き剤でデンタルリンスとも呼ばれています。
これには、二つの方法があります。
一つは歯磨き粉を使用するときと同様に少量の液体をお口に含み、歯ブラシで歯を磨く方法です。
もう一つは適量の液体をお口のなかでブクブクし、吐き出してから歯ブラシで歯を磨く方法です。
洗口液とは
洗口液は、うがい薬や洗口液と呼ばれ、日常の歯磨きの仕上げとして使用されるものです。
適量をお口に含んで20~30秒間すすぎ、吐き出すものです。
あくまでも、お口の中をスッキリさせるためのもので、歯磨きの代わりにはならないことに注意しましょう。
つまり、液体歯みがきと洗口液の使用上の違いは歯を磨くか磨かないかということです。
具体的な効果の例は以下の通りです。
効果の例
- 口内の爽快感
- 口臭予防
- 虫歯、歯周病などの予防
寝ている間は、だ液の分泌量が減少してしまい、お口の中で細菌が繁殖しやすい状態です。
そのため、液体歯みがきや洗口液でのケアがお口の健康にとってとても有効な働きをしてくれます！
ここで、効果が同じならばどちらを使ったらいいのか迷ってしまうと感じる方もいらっしゃるかと思います。
ではこんな方におすすめしたい！という特徴をお話しします。
液体歯みがきがおすすめの方
- 歯周病の危険がある方
- 虫歯になりやすい方
- 起床した時にお口の口臭やネバつきが気になる方
洗口液がおすすめの方
- 外出時やお仕事中で歯磨きの時間が取れない方
- 短時間でお口の中をスッキリさせたい方
- 高齢者など自分で歯磨きをするのが困難な方
液体歯みがきや洗口液をご購入する際は、この2つの種類が近くに置かれていることが多く、誤って購入してしまう場合があります。
そのためラベルをしっかりと読み、液体歯みがきなのか洗口液なのかを確認して、正しい方法で使用するようにしましょう。
マスク生活でご自分の口臭が気になり始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯の健康寿命を延ばす歯周病予防や日頃の口臭ケアのために、是非この機会に液体歯みがきや洗口液の使用を検討してみてください。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。