- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は治療後のメインテナンスの大切さについてお話させていただきます。
皆さんは歯科治療後のメインテナンスに通っていますか？
過去の調査では、定期的に歯のチェックを受けている人の割合は約3割だそうです。
予防歯科と叫ばれているこのご時世ですら、メインテナンスを受けている方の割合が半分もないことに少し驚いています。
患者さまが歯医者に通うキッカケ
皆さんが歯医者に初めて通われるキッカケの多くは「歯が痛い」「お口の中に違和感がある」ということだと思います。
当院にもこのような理由がキッカケで受診される患者様も多くいらっしゃいます。
キッカケが「痛い」や「違和感」というものであるため、その痛みなどが解消されると全て解決したと思い、治療を途中で断念したり、治療後のメインテナンスにも通わなかったりすることもしばしば・・・
では、治療を途中で断念したり、治療後のメインテナンスに通わなかったりすることでどのような影響があるかご存じでしょうか？
途中で通わなくなることが多いタイミング
歯科治療を途中でやめる
痛みが無くなったからといって歯科治療を最後まで終えずに通院をやめてしまうと、これまで以上に悪化します。
もちろん、そこには痛みを伴うこともあります。
治療が終わってもメインテナンスに通っていない
治療をはじめなければいけなかったキッカケを思い出してください。
歯科治療後に定期的なメインテナンスに通うことがなければ、また痛みなどを感じたときにしか歯医者を受診しません。
結局、「お口の中で問題が起きてから歯医者に通う」という事後的な対応となってしまいます。
歯は一度削ったら元のように戻ることはありません。
メインテナンスに通わない＝歯を失うリスクが格段に上がるということにも繋がるでしょう。
これまで日々、診療と向き合ってきてこのタイミングで通わなくなる方が多いように感じます。
歯科治療後のメインテナンスまで通うことの大切さ
定期的に歯医者に通うことによって、これまでよりお口の中を清潔な状態に保つことができます。
虫歯や歯周病の初期症状は痛みを感じにくい場合が多く、自分では気づかないうちに症状が進行しています。
ひどい場合には歯を大きく削らなければならない状態であったり、歯を失ってしまったりすることもあります。
また、歯周病は進行すると、脳梗塞・心筋梗塞・骨粗しょう症・糖尿病などの全身疾患を発症させる原因にもなります。
つまり、お口だけの問題ではなく、全身の健康にもとても大きく関わってくる話なんです。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。