長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

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こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
前回はどんな時に抜歯が必要なのかについてご説明させていただきましたので、今回は抜歯後の注意点についてお話させていただこうと思います。

抜歯が必要となる場合

以前の投稿と重複しますが、抜歯が必要となるのは①虫歯や歯周病のとき②親知らずや乳歯が他の歯の邪魔になっているとき③矯正や入れ歯治療をしているとき④歯根の破折などの場合です。
抜歯後は、歯を抜いた当日から血餅と呼ばれるゼリー状の血の塊が生成され、傷ついた歯茎のかさぶたの役割を果たしてくれます。

その頃3~4日で歯茎が再生される上皮化が始まり、1週間ほど経過すると血餅がコラーゲンなどを含む肉芽組織へと変化します。

そして新しい骨や歯肉ができ始め、次第に穴が塞がっていくという流れです。
抜歯をすると腫れを伴うことがほとんどですが、細菌感染などによって酷い痛みを感じる方もいらっしゃいます。
ではここから抜歯後の注意点についてご紹介させていただきます。

抜歯後の注意点

抜歯後の出血

歯を抜いた後に出血していたら、綺麗なガーゼを丸めて傷口に当てて20~30分ほど噛んでください。

だ液に少し混ざっているくらいであれば大丈夫です。

食事はゆっくりと

歯を抜いてから3日間は暑い食べ物や飲み物、炭酸飲料、辛いもの、硬いもの、粘着性のあるもの、お酒やタバコも避けるようにしましょう。
また、麻酔が効いているうちに食事をすると感覚がないので火傷などの危険があります。

麻酔がしっかりと切れたことを確認してからゆっくりと食事を取りましょう。

刺激の強い歯磨きは避ける

歯磨きは抜歯した部分を避けて、いつも通りの歯磨きを行っても大丈夫です。

しかし、生成され始めた血餅が剥がれてしまったり、血が止まらなくなったりするので、刺激の強い歯磨き粉やデンタルリンス、強いうがいは避けましょう。

抜歯部分を触らない

細菌に感染してしまう恐れがあるので、舌や指などで抜歯した部分に触れないように気を付けましょう。

安静にして過ごす

抜歯をした当日は運動や入浴は出来る限り控えておきましょう。
運動や入浴は血圧を上げる効果があり、血行が良くなるので痛みや出血を引き起こすことがあります。

腫れたときの対処

抜歯をすると腫れる場合が多いです。腫れた時には冷やしすぎを防ぐために氷やアイスノンではなく濡れタオルを当てるなどして対処しましょう。

薬の服用

抗生物質や痛み止など処方された場合は指示にしたがって正しく服用しましょう。

しかし、服用した後に蕁麻疹などの異常を感じたら服用を止め、すぐに歯科医院に連絡してください。

抜歯は麻酔や痛み、腫れなど何週間もかけて治療するのでお客様にとって負担が大きいと思います。
歯を抜いた後の治癒を上手く進めるために、これらの注意点に気を付けておきましょう。

上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

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