- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は口内炎についてお話させていただきます。
皆さんも1度は口内炎に悩まされたことがあるのではないでしょうか。
口内炎ができるととても痛かったり、しみたりして、生活する上で色々と大変ですよね。
ところで皆さんはどんなときに口内炎ができますか?
口内炎ができるタイミング
口内炎ができる原因には様々ありますが、①口の中を噛んでしまったり歯磨きで傷つけてしまったりして口の中を怪我したとき、②日々の睡眠不足や疲れ、精神的ストレスなどを感じているとき、③ビタミンが不足など、栄養バランスが乱れているとき、の3つが主な理由になります。
口内炎ができる仕組み
口内炎ができる仕組みは、まず先ほどご説明したように①口の中を怪我したとき、②疲れやストレスなどを感じているとき、③栄養バランスが乱れているとき、などの普段と違う異常を体が感じとり、タンパク質分解酵素である「プラスミン」が発生します。
プラスミンはどんどん増えていき、増え続けたプラスミンによって炎症のもととなるヒスタミンや痛みのもととなるプロスタグランジン・ブラジキニンが発生します。
そして次第に血管を拡張し、炎症が起こります。
それから粘膜の表面がびらん様にただれて、ただれて窪んだ部分に腫瘍が出現する、という流れで口内炎ができていきます。
このように口内炎は同じ過程で発生しているのです。
ではここからは口内炎ができた際にどのように治療すればいいのか、対処法と予防策についてご説明させていただきます。
口内炎の対処法
柔らかい歯ブラシを使用する
口内炎ができた時には、口内炎部分にできる限り触れないようにすると良いです。
刺激の少ない歯磨き粉を使用する
口内炎にはできるだけ刺激を与えないほうが早く治りますので、刺激の少ない歯磨き粉を使用しましょう。
レーザーで焼く
歯科医院でレーザーを用いて口内炎部分を焼くと治る期間が早まります。
口内炎のお薬を塗る
口内炎ができた時に使用するお薬には、飲み薬や塗り薬、貼り薬、スプレー、うがい薬など様々な種類があり、痛みや腫れを鎮めてくれる効果があります。
口内炎の予防策
十分な睡眠をとる
生活習慣の乱れは体調に大きく影響するので、生活習慣が乱れると口内炎もできやすくなってしまいます。
睡眠はしっかりと取って免疫力を高めましょう。
歯磨きとうがいをこまめにする
菌の増殖を防ぐために歯磨きとうがいは毎日忘れずに行いましょう。
また、唾液の分泌が少ないと菌が増殖して口内炎ができやすいので口呼吸は出来る限り控える、または朝も歯磨きをするなどの工夫をすると良いです。
ビタミンB群を摂取する
口内炎ができやすい人はビタミンB群が不足しがちの場合があります。肉や魚、緑黄色野菜などのビタミンB群が多く含まれているものをしっかりと食べましょう。
体調管理に気を付けて、口内炎を予防していきましょう。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。