長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

Topics

こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は歯の基本的な構造についてお話させていただきます。
皆さんは歯がどのような構造になっているか、または歯が何でできているか、ご存知でしょうか?
健康な歯を維持するために、今回は歯の基本構造についてご説明させていただきます。

歯の本数

皆さんの歯は全部で何本ありますか?
普通歯の本数は全部で28~32本あります。

親知らずは生える人と生えない人がいますので、親知らずまで全て生えた状態で32本になります。
しかし、中には28本もないよ!という方もいらっしゃるかもしれません。

それは顎が小さいくて全ての歯が入りきらないという場合が多いです。
歯の本数が少なくて歯と歯の間が空いている等の問題がある方は一度歯科医院を受診し、矯正治療や人工歯をいれるといった治療を検討してみてください。

歯の構成

1つの歯において、部分ごとにそれぞれ名前があります。
まず、1つの歯を大きく2つの構造に分けると、「歯冠」と「歯根」に分けられます。
歯冠とは、口を開けたときに見える部分で、歯根とは歯冠の下にある歯茎に埋まっている根っこの部分のことをいいます。
更に細かく歯の内部構造を見てみますと、歯冠の内部は表面から順番に「エナメル質」「象牙質」「歯髄」となっています。
エナメル質とは歯の一番表面にあり、人間のからだのなかで最も硬い部分だといわれるほど硬く、歯を守る役割を果たします。色は薄い黄色や白っぽいグレー、青みがかった白などです。
象牙質とはエナメル質のすぐ内側にあり、比較的柔らかい組織で、神経を守る役割を果たします。硬いエナメル質と柔らかい象牙質が支えることで歯が割れにくい構造となっています。
歯髄とは歯に起きている異常を脳に伝える神経と血管の集合体のことです。歯に栄養を運んだり、歯に異常を感じると免疫細胞を活性化させたりします。
一方で歯根の内側には「エナメル質」ではなく「セメント質」が表面にあり、その内側に「象牙質」「歯髄」という構造になっています。
セメント質とは歯の根っこである歯根を守る役割を持っています。

歯ぐきの構成

歯の周りの組織は、「歯肉」「歯根膜」「歯槽骨」から成り立っています。
歯肉とは歯茎と呼ばれる部分のことで、外からの刺激を防ぐ機能を持ちます。
歯根膜とはセメント質と歯槽骨の間にあり、弾力性があるうすい膜のことです。セメント質と歯槽骨をつなぐ役割があります。そしてセメント質に栄養を運んでいます。
歯槽骨とは歯槽という歯根がはまり込む顎の骨の穴と、それを構成している骨のことです。

歯の成分

歯の成分は65%が無機質のハイドロキシアパタイトなどであり、有機物のコラーゲンなどと水分が35%を占めています。
そして歯を更に丈夫にするためにはビタミンが重要です。
エナメル質はビタミンA、象牙質はビタミンC、歯を支えるための骨はビタミンD、強い歯茎を作るためにはビタミンB群が良いとされています。

歯の基本構造を理解して健康な歯を維持していきましょう。

上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

 

TOP