- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は正しい歯の磨き方についてお話させていただきます。
皆さんは普段どれくらいの時間をかけて歯磨きをしていますか?
歯磨きの時間や回数は人によって様々ですよね。
歯磨きの時間に一体どれくらいの時間をかけたらいいのか、また1日に何回歯磨きをするのがベストなのか疑問に思うこともあるかと思います。
忙しくてなかなか歯磨きをする時間がとれない、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし歯の健康はからだ全体の健康に大きく関係していますので、出来る限りのケアをしなくてはなりません。
お忙しい方のためにも今回は時短ケアについてもご紹介していきたいと思います。
まず日本人の歯磨き回数における調査によると、2回歯磨きをする人が50.8%と最も多く、次いで3回の19.3%、4回の2.8%、1回のみと毎日は磨かないという人がそれぞれ1.8%という結果でした。
そして1日の歯磨き時間における調査では、1~3分が47.3%で最も多く、3~5分が33.8%、5~10分が9.5%、10分以上が4.2%、1分未満が5.2%でした。
適切な歯磨き時間
一般的に推奨されている歯磨き時間は3分です。
しかし歯磨きの時間はお口の中の歯の状態によって変わります。
歯並びが悪かったりすると隅々まで磨くことが難しいので、さらに時間が必要になります。
つまり磨く時間よりも一本一本丁寧に磨けているかを意識することが大切になります。
隅々まで綺麗にするためには補助清掃器具を使用して、10~15分かけてケアすると良いでしょう。
特に寝ている間は唾液の量が日中よりも減ってしまうので、お口の中で細菌が繁殖しやすくなります。そのため寝る前の歯磨きには歯磨きプラス補助清掃器具でのケアをすることをおすすめします。
適切な歯磨き回数
歯磨きは「起床時」と朝・昼・晩の「毎食後」の4回が理想的なタイミングといわれています。
食事の後は食べカスなどが残っており、それを餌とする細菌が繁殖してむし歯の原因となるので、できるだけ食後30分以内に磨くと良いです。
4回が難しい場合には朝と晩の2回は必ず磨きましょう。
忙しい時の時短ケア
お仕事や育児などで忙しくて歯磨きする時間が取れないというときには、以下のような方法でケアをして、食べカス等を残さないように工夫しましょう。
電動歯ブラシを使う
効率良く歯の汚れを落としていくことができます。
マウスウォッシュを使う
殺菌効果や爽快感があるものを使用すると菌の繁殖を抑えることができます。
キシリトールガムを噛む
ガムを噛むことで、だ液の分泌量が増加させるので食べカス等の定着を防いでくれます。
お茶や水を飲む
食後にお茶や水を飲むなどしてお口の中に食べカスが定着するのを防げることがあります。
下の3つだけでは当然歯磨きをするのと同等の効果を期待することはできませんので、時間があるときにかならず歯を磨くようにしましょう。
上記の内容以外にも歯の治療について詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。