- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
今回は、歯ならびを悪くしてしまう癖についてお話しさせていただきます。
歯ならびが悪くなってしまう原因には、個々人のお口の状態や生活習慣によって生じることがあります。
日常生活において、特定の癖が歯ならびの悪化に関わると言われていますので、ご紹介します。
歯ならび悪化の原因
口呼吸
口呼吸は、鼻を通らずに口から空気を吸い込む習慣です。
とりあえず口呼吸を続けることで、お口の中が乾燥してしまい、だ液の保護効果が弱まります。
これによって、歯に対する保護が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、歯ならびの状況にも影響を与えることがあります。
唇噛み筋の過緊張
唇咬筋は、唇を閉じるために働く筋肉です。
唇咬筋が過緊張すると、何気なくしているように見えても歯に圧力がかかり、歯の位置が変わる可能性があります。
特に、お口を無意識に閉じたままにする癖(ブラキシズム)や、噛みしめる癖(クランチング)がある場合、歯の摩耗や歯ならびの最悪が起こる可能性があります。
ジャグリング(舌の確保な位置)
舌の上あごの裏や前歯の裏に忖度する癖があると、顎の狭さや前歯の突出などの問題が生じる可能性があるあります。
舌突き
舌突きは、舌を前方に押し出す癖です。
この癖が続くと、前歯が前に押し出されたり、咬み合わせの問題が起こることがあります。
いびきや口を開けたまま寝る癖
いびきや口が出たまま寝ることは、口腔内の圧力や乾燥を促進させるため、歯に対する悪影響を及ぼす可能性があります。
爪遊びやペン遊び
爪噛みやペン噛みといった咬み合わせの習慣は、歯の咬み合わせに圧力を与え、歯ならびの影響を与える可能性があります。
これらの癖が続くと、歯の摩耗や歯列の歪みが起こることがあります。
お口の中で物をくわえる習慣
お口の中で物をくわえる癖(例:ペンや鉛筆をくわえる、チューインガムを噛むなど)は、途中で咬み合わせのバランスを崩し、歯の位置を変える可能性があります。
目立ちにくい歯ならび矯正を知っていますか?
これらの癖は、個人の口腔状態や咬み合わせの特徴によって影響が異なる場合があります。
対策としては、最初に自分が持っている癖を認識し、無意識に行っている場合は意識的に改善を試みることが大切です。
また、歯科医師や歯科衛生士との相談、適切な対策方法や矯正治療の検討を行うことをおススメします。
定期的な歯科検診や専門家の指導の下で、歯ならびの悪化を予防し、健康な口腔状態を維持することが大切です。
当院では、マウスピース矯正(インビザライン)という矯正治療を行うことができますので、ご自身の咬み合わせに少しでも疑問があれば、一度当院にご相談ください。
上記の内容以外にも歯ならびについて詳しいことや気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
医療法人渡辺歯科医院 理事長 渡邉威文 Takefumi Watanabe
「最幸の医療を通して、人生を豊かにする」を医院理念に掲げ
患者様により良い歯科医療を提供している。
指導者としても、関西の「i6」というインプラントのスタティーグループの一員として若手歯科医師への指導を行っている。