- 歯のコラム
こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。
前回、虫歯の原因が何なのかを知ることができたと思います。
２回目の今日は、ご自身の「虫歯危険度チェック」と「意外と知らない磨き残しの箇所」についてお話していきます。
これまで何度も虫歯の治療を繰り返している方や一度も虫歯になったことのない方、虫歯の治療は終わったからもう大丈夫と過信している方、すべての方にご一読頂きたい内容です。
虫歯になるのは人による？
虫歯の治療を繰り返している方は特に、ご自身が虫歯になりやすいかどうかをご存知でしょうか？
「えっ！？人によって虫歯になりやすいかどうかは違うの？」と思った方もいるでしょう。
結論から言えば、虫歯になりやすいかどうかは人によって異なります。
虫歯になりやすいかどうかは誰からか指摘されるわけではありませんので、多くの方がそのリスクを知りません。
虫歯危険度チェックリスト
まずはご自身の虫歯危険度チェックをしてみましょう！
- 毎食後の歯みがきをしない
- 歯みがきの時間が極端に少ない
- 甘いものをよく食べる
- １日に何度も食事をする
- お湯や冷たいものが歯にしみる
- 口臭がすると他人に言われたことがある
- 口で呼吸する
- 口が乾きやすい
- 歯並びが悪い
- 過去に虫歯になったことがある
- お口の中に銀歯がある
- 歯医者には痛くなってから通う
「結構当てはまっている…」と思った方も多いのではないでしょうか？
上記の中で、１つでも当てはまっている方に必ずしも虫歯があるとは言いませんが、虫歯の危険度が高いのは間違いありません。
まずは、歯科医院での検査から始めることをおススメします。
日頃の歯みがきからの見直し
虫歯危険度チェックリストにもあった「歯みがき」についてですが、これはご自身でできるむし歯予防の一つです。
皆さんも一度は、歯医者で歯を赤く染めだして汚れがどれくらい付着しているかという検査をした経験があると思います。検査の結果、「赤く染まっている」＝「磨けていない」ということですので、もし、赤く染まった部分が多ければお口の中は汚れているということになります。
これを改めてやってみると、「自分は歯みがきに自信がある」という方でも磨けていないことが多々あります。しかし、ご自身に合ったブラッシング方法を知り、毎日意識するだけで効果的に汚れを落とすことができます。
意外と知らない磨き残しの箇所
歯と歯の間や奥歯のかみ合わせなどの汚れが残りやすいところ、歯の根の部分、つめたものの周りなど、歯磨きしにくいところは汚れが残りやすく、虫歯になりやすいです。
次のようなところは、毎日の歯磨きでも特に気をつけましょう。
磨き残しが原因で虫歯菌の活動が活発になり、虫歯は進行します。歯を磨く時には、ただ磨くのではなく、ご自身に合ったブラッシング方法で行うことが牛歯予防に効果的です。
ぜひ、一度受診してあなたに合ったブラッシング方法を探してみませんか？
次回は、虫歯になった歯を放置してしまうとどういう風になってしまうのかという「虫歯の進行と症状」についてお話します。