長崎県西彼杵郡長与町の歯医者なら渡辺歯科医院

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こんにちは 長与町の歯医者 渡辺歯科医院です。

矯正歯科月刊3回目の今日は、矯正治療における抜歯と治療後の後戻りについてお話していきます。

「矯正治療を始めたい!」と思ったら、ホームページやいろんな記事で矯正治療について調べると思いますよね。

しかし、「抜かない矯正」という記事もあれば、「矯正治療で歯を抜かないと口が閉まらなくなる」と記事が書いてあったりして、何が正しい情報なのか分からなくなってしまった方も多いと思います。

ではなぜ、矯正治療で抜歯が必要なのでしょうか?
矯正歯科での抜歯の必要性を下記に記載します。

ガタガタを解消するための隙間の確保

日本人の顎は比較的小さく、顎に対して歯が大きく歯ならびがガタガタになっている方が多いと言われています。

それをキレイにするためには隙間を確保しなければいけません。

上下の歯の咬み合わせの解消

出っ歯の方や顎が出ている方のように上と下の歯の咬み合わせがズレている場合には、抜歯を行う場合もあります。

前歯の突出の解消

前歯以外の歯ならびはキレイなのに前歯だけが出ている場合があります。

この場合であれば歯ならびを整えるだけで抜歯は必要ないと思うかもしれません。

しかし、前歯をどのくらい後方に倒していくかによって確保する隙間も異なりますし、大きな隙間を作るとなれば抜歯という選択肢にも繋がっていきます。

すべての症例で抜歯をしなくてはいけないわけではありません。あくまでもケースバイケースです。

患者さん一人ひとりの口腔内の状況によって判断することになります。

そして、矯正治療においてもう一つ気になることといえば・・・矯正治療後の後戻りだと思います。

「せっかく矯正したのにまたガタガタに戻ってしまった」などという声を近くの方からお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

それだと矯正した意味がないのでは?と思った方も多いと思います。ほんの小さな後戻りがあるかもしれませんが、矯正前の状態に戻ってしまうような大きな後戻りは防止することができます。

後戻りの原因

リテーナーの未装着

矯正では歯と歯ぐき、そして骨を動かしていきます。

矯正治療終了後はそれぞれの組織がまだ固まっていない状態なので、そのまま放置してしまうと元の位置に戻ろうとしてしまいます。

そのため、それぞれの組織が安定・固定するまではリテーナーと呼ばれる保定装置で固めておく必要があります。
※リテーナーの装着期間は個人差があります。

歯ならびを悪くする生活習慣

この記事の「矯正歯科①」においてお話しさせていただいたことになります。

舌で歯を押したり、口呼吸、頬杖をついたりすること、組織が固まっていないのでとても動きやすく後戻りの原因となってしまいます。

もちろん、ご自身の意識で気を付けることも大切ですが、トレーニングによって改善することができます。

矯正治療の不安なことや歯ならびを悪くする生活習慣を改善するトレーニング方法について気になることがございましたら、当院へお気軽にお問い合わせください。

 

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